(アメリカ)あるひとつの研究が世界で論争を呼んでいる。オレゴン健康科学大学のチャールズ・ロセリ博士らによって行われている実験が、「同性愛」という性的指向を根絶するかもしれないからだというのだ。
オレゴン健康科学大学の発表によると、同大学のチャールズ・ロセリ博士らのチームは、羊を用いて脳内の何がセクシャリティを決定するかの調査を行ってきた。研究チームはヘテロセクシャル、ホモセクシャル双方の雄羊と、雌羊の脳を解剖し、脳構造の違いを研究してきた。動物学者の間では動物の同性に対する性的指向は、決して珍しいことではない。以前GJNでもペンギンのニュースを紹介したが、羊の場合、大まかにいって8%の割合で、同性に性的指向をもつ羊がいるという。
研究の結果、羊の脳の視床下部にある神経細胞に大きな違いが見られたという。ヘテロセクシャルの雄羊は、ホモセクシャルの雄羊や雌羊と比べて、該当する神経細胞が大きいという。加えてヘテロセクシャルの雄羊の該当細胞にはアロマターゼ(芳香化酵素)が多く存在している。アロマターゼは、アンドロゲンホルモンが典型的な男性の性的行動を容易にすることができるように、テストテスロンをエストラジオールに変換する物質で、雌羊とホモセクシャルの雄羊ではこの値に差異がなかったという。研究チームは、これらの結果から、脳構造の違いとホルモンの生成工程がセクシャリティの決定に影響を与えているとの仮説を立て、羊に薬を投与し、その性的指向を変化させる研究を行っている。
どう思いますか?こういった技術が確立し、日本にも持ち込まれることになったら、僕たちの性癖を治すことが出来ますよ!皆さんの意見をぜひ聞かせてください!