コメントをくれた皆さんありがとうございます。
こんな駄文を楽しく読んで貰えて嬉しいです。
誰かに話したいけど、こんなことを誰かに話したりなんてできないので、ここで書いて、気持ち分かるよって言ってもらえるだけで書いた甲斐があります。
----------------
ケイタ君は僕の手作りカレーを美味しそうに3杯もおかわりしてくれた。そんなにお腹空いてたのかと、ケイタくんを見てると自分もお腹空いたので一緒にカレーを食べた。まさか、この家で誰かと一緒に食卓を囲む日が来るなんて思わなかった。
いつも一人で食べてる食事。自炊が好きだからいろいろ作ってはいるけど…一人で食べて、独り言の感想を言って終わりの毎日だった。
「おいしいです!」とか「お肉が大きいですね!」とか言ってくれる人がいるだけで、こんなに雰囲気が明るくなるのか…と僕は思っていた。
カレーを食べてお腹いっぱいになったのか、ケイタ君は少し眠そうだった。『寝る前にお風呂入っておいで』と僕が促すと、はいと小さく頷いた。お風呂に湯を張って、いつもは入れない入浴剤を入れてケイタ君をお風呂に案内した。
風呂に入っている間にケイタ君の服を洗濯しようと手に取ったら、ジャージもパンツもだいぶ疲れているようだった。少し切ない気持ちになった。
「久しぶりに湯につかりました!」と元気にリビングに戻ってきたケイタくん。そして「あれ?」と僕を探している。僕はリビングの隣の和室にいた。『こっちだよ』と声をかけてあげると「こっちにも部屋あったんですね」とケイタくんが顔を出した。
風呂上りで少し上気した顔。血色もだいぶ良い。少しベタベタしていた髪の毛もサラサラしてるようでショートヘアが良く似合っていた。