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さよならの向こう側には…【涙の受験編、中編】51〜54
 長編編集部φ(..)  - 07/6/29(金) 19:30 -
光「知らないうちに1年か」
唇を離して上から俺を見ながら唐突にヒカルが言った。
俺「なにが?」
光「俺とおまえが仲良くなってからさ。覚えてないのか?」
俺「忘れるわけないよ。スタートの図書館からね」
今考えれば、よくあんなトコで裸になれたもんだと思う。
今でもあの時の事を鮮烈に覚えている。それまでのヒカルの性格からいって、まさかこんな事になるなんて考えもしなかった。
俺「よく1年も続いたもんだね」
光「おまえが俺のわがままを聞いてくれるからだな」
そう言って固く抱きしめられた。
俺「んぐっ、苦しいってば!」
ずっと抱きしめられ、ほとんど声が出なかったので伝える事ができなかったが、俺自身は分かっている。すべてはヒカルの大らかさだ。なにがあっても動じず受け止めてくれるヒカルの心の広さが、ここまで続いた要因なのは分かっている。
ようやく解放され向かい合った。俺の顔のすぐ近くにヒカルの顔があり、長い髪が顔にかかりくすぐったさを感じる。
俺『洗い晒しの髪でいる姿なんて俺だけが見れる姿かな』
そんな事を思うと、幸せを感じずにはいられない。
俺「まだ外は明るいね」
光「だから?」
俺「エッチには早いかなって…」
光「えっ?おまえもうやりたかったの?」
嫌味な顔をしながら俺を覗き込んだ。
俺「別にそんな事ないけど…」
俺はちょっと拗ねて見せる。
そんな俺を見て笑いながら、俺の右手を取って自分の股間に導いた。固いモノの感触がそこにあった。
光「そんな顔するなよ。俺だってもう我慢できなくなってるだろ、なっ?」
ヒカルの意地悪な言葉に対して、わざと顔を背け様とすると、頭を押さえつけられキスをされた。
イヤらしく舌だけで攻められ俺も舌を出すと、俺の舌を激しく舐めつけてきた。舌だけをお互いに絡ませる。
こんな淫乱なキスは初めてだ。一年経っても全く飽きさせず、新たな快感が沸き上がってくる。
光「そういえば濡れ濡れになっちまうんだったな。せっかく風呂に入ったんだし、早く脱ごうぜ」
お互いに着てる物を脱いで全裸になり、再び身体を重ねた。
もう一度キスをした後、全身を舐め始めた。いつもの様に念入りに舐め尽くされる。
特に乳首を念入りに攻められ、思わず声を荒げ身体を捩った。
光「いつも通り敏感だな。俺のを握っていろよ」
モノを握ってシゴいてやると、乳首の攻めに感じて手に力が入ってしまうのが気持ち良いのか、ヒカルのモノから先走りが出てきて指を濡らし始めるのが分かった。


俺「ヌルヌルしてるね」
今日のヒカルはいつもより先走りが多い様に感じられた。
光「おまえだって自分のを見てみろよ」
頭を上げると、乳首を攻められただけにも関わらず、すでに腹の上とモノの先端とで糸を引いているのが見えた。
光「まぁ、おまえの場合はいつもの事だけどな」
そのまま身体を入れ替えお互い横向きになり、69の形でお互いのモノを咥え出した。
ヒカルのモノは相変わらず長く、腰を使われると喉の奥まで入り込み思わず咽そうになってしまう。
俺自身も、ヒカルの暖かい唇に包まれイヤらしい音を立てられただけで、さらに先走りをたくさん出す事になった。
俺も負けじとヒカルの一番感じる亀頭の付け根の裏筋の部分を、舌の先で突く様に刺激したり舐め上げたりする。
光「…ん…うぅ…気持ちいいな、うまくなってる」
実際に1年経ってみると、ヒカルのフェラもかなり微妙なタッチと絶妙な吸う力で、それだけでも飽きさせず、前よりもかなり進歩している事がわかる。お互いの身体を知り尽くした上で、さらに1つ上の快感へと誘って行く。
しばらくこの状態の攻めが続いたが、家に着いて時間が経っていない状況での最初のエッチだからなのか、ヒカルに乱暴さは全くと言っていいほど感じられない。
目を開けると、キュンと上がった玉の向こうに、以前俺が入れた事のある穴が見えた。ゆっくりと指を伸ばし入り口を軽く刺激してやる。
それに反応したのか、腰で俺の喉奥までモノを押し込んできた。嫌がっているのか感じているのかどちらか分からないものの、苦しさを我慢しながら俺は穴を強めに刺激してやった。
堪らずにヒカルは俺のモノを吐き出し、自分も俺の口から引き抜いた。序盤は俺の勝ちってところか。
光「なんだか今日の俺おかしいな。すげぇ感じてる」
俺「久々だからかな?」
光「このくらいまでならそんな前でもないだろ?確か俺ン家でやった事と同じだよな。まぁ、いいさ。入れたくなったから仰向けになれよ」
可愛いくらいの素直な発言だ。
俺『ヒカルだって俺と同じ歳なんだし、いつも余裕で攻められたら困るよ』
そう思いながら仰向けになって膝を立てた。
俺「俺も久しぶりだしゆっくり解してね」
光「うん、わかった」
そう言って俺の足の間に座り、たっぷりとローションをつけた指をゆっくり感入してきた。緊張はしていたが、意外に楽に奥まで入った様だ。ヒカルも徐々に指の本数を増やしていく。
光「大丈夫か?」
俺「…うん」
ヒカルは再度69の体勢になり、自分のモノを俺の口に入れてきた。やや固さがなかったものの、口の中ですぐにハチ切れんばかりに固く大きくなる。
俺の中に入れた指はそのままで、無言で俺にゴムを渡す。それを取り急いでヒカルのモノにつけてやった。
ヒカルも足の間に移り、俺のケツを少し持ち上げる様にして、穴の入り口にモノを当てた。そしてゆっくりと挿入する。
入り口はやっぱり辛いものの、中に入ってゆっくりと奥まで進めてくれたのでそれほど痛みはなかった。
光「大丈夫みたいだな」
そう言うと俺の両足を肩に抱え、腰を前後させ始める。
しばらくはヒカルの顔に余裕があったものの、段々と感じてくるのが分かる様に目が虚ろになり、呼吸も荒くなってきていた。
俺『やっぱり一度目だから早めなのかな…』
光「すげぇいいよ…ヤバイくらい吸いつく感じ…」
かなり早いペースになってイクんじゃないかと思った時に、一旦動きを止めた。
光「俺だけイクのもイヤだしな。ちょっと四つん這いになれよ」
そう言ってヒカルはベッド脇に立ち、俺はヒカルにケツを向ける様にベッドの上で四つん這いにさせられた。しばらく俺のケツを眺めている様なので恥ずかしくなってしまう。
光「いいポーズだよ」
ヒカルがベッド脇に立つと、ベッドの上で四つん這いになった俺のケツの高さと丁度良い様だ。その状態で再度ヒカルに一気に突かれた。
俺「んぁああ…んン…ああぁぁ」
この体勢だとキツさがあり、かなりの声が出てしまう。ヒカルもその声に反応する様にかなりペースを早める。
有り余った力を使った動きに、俺は気が遠くなる様だった。


俺「ぐっ…ヒカル…スゴ過ぎ…」
そんな俺の言葉は無視する様に、俺の上半身をお越し身体を密着させ、俺のモノをシゴき上げてきた。
腰の動きはさらに激しくなる。
光「我慢でき…あっ…やべぇ」
もう一度俺を四つん這いにさせ腰をガッツリ掴み、最後の激しい動きを見せた。
光「ぁぁあっ…あっ、イっ、イクぜっ」
激しく腰を動かした後に、一気に奥まで入れて密着させたかと思うと、俺の中に放出した様だった。
何度も腰を動かすタイミングで精液を吐き出しているって事が雰囲気で分かる。
すべてを出し尽くしたのか、俺の背中にガクっと凭れかかってきた。
そのまま、風呂から持ってきたタオルを俺の下に敷いて、抜かずに俺のモノをシゴいてくる。
ほどなく俺も絶頂に達した。
俺「ヒカルっ!イクっ!あぁぁ」
一気にタオルに精液をまき散らした。相変わらずかなりの量が出ている。ヒカルも分かっているので、最後の一滴が出終わるまでシゴきを止めないでいる。おかげで何度も勢いよく飛ばす事になった。
光「おまえホントスゴいよな。乳搾りみたく何度でもピュッピュッて出るんだもんな。しかもすげぇケツの締め付けだぜ。今度俺がイク前に何度もイカせてやるか」
四つん這いで呼吸を荒げる俺の頭越しに、ジョークともつかない様な言葉を投げかけてくる。
光「このままもう一回続けてみるか?」
俺もヒカルもなぜか出した後でもなかなか萎えないのがいつもの事なので、ヒカルのモノもケツの中で充分固いままだ。
俺「3日いるなら、慌てなくてもいいでしょ?」
ようやく呼吸を整えてヒカルに話した。
光「まぁ、そうだな。チャンスはいくらでもあるか。じゃ抜くぜ」
俺「ちょっと待って!ゆっくりだからね」
光「はいはい」
今日はゆっくりと抜いてくれた。
片づけをして、もう一度風呂に入り、夕食を済ませた。その後部屋に戻りゲーム等をして一日目の夜を過ごす。
俺「もう1時過ぎたから寝ようか」
光「そうだな」
まっすぐベッドに向かった。
ヒカルとゆっくりするのは夏休み以来だとか、寒いクリスマスの日もあったけどあれはゆっくりできなかったとか、そんな話をする。
光「明日はどこかへ出かけるか?」
俺「花粉症にとってこの時期に外に出るのは辛いね」
光「薬飲めばどうだ?」
俺「外に出る事自体があまりね」
光「じゃ俺が守ってやるから決まり〜」
俺「どこかへ行きたいの?」
光「特に決めてないよ」
ヒカルらしい計画性のない答えだと思った。


俺「ヒカル?起きてる?」
時計を見たらすでに朝10時を過ぎている。昨日は話をしながらいつのまにか眠りについてしまった。
抱き合って寝ていた様だ。ただこれはいつもの事で、明け方ウトウトしながらお互いに背中に手を回して抱きしめたり、相手を引き寄せたりするので、目覚めた時はこの形になっている事が多い。密着している分、目覚めた時には自然と相手を起こす事になるわけだ。
俺「ねぇ、ヒカル?」
光「ん〜、もう少しだけ…」
ヒカルも疲れているのかもしれないし、俺の家で寛げるならそれはそれで幸せな事だとは思う。
1人で1階に下り食事をする。ヒカルの分も作っておき、先に風呂に入って部屋に戻った。
やっぱりまだ寝ていて起きる気配はない様なので、しばらく本を読む事にして時間を潰した。
結局ヒカルが起きたのは3時過ぎてからだった。
光「何時?」
ヒカルは時計を見てガックリとうな垂れた。
光「なんで起こしてくれなかったのさぁ」
俺「起こしたけど、もうちょっとって…」
そう言って枕元に座ると、強引に身体を引き寄せられた。
おはよう…って時間でもないが、寝起きのキスをする。
光「起こしてくれなかった罰だな。しゃぶれよ」
俺「起こしたって言ってんのに」
光「ダメ!いいからしゃぶれよな」
仕方なくベッドの上に大の字に寝ているヒカルのスウェットとボクサーを下ろし、すでにギンギンに勃ち上がったヒカルのモノを舐め始めた。
ヒカル自体は枕元に置いてあった雑誌を読んでいるのか、顔が雑誌に隠れていて表情が全く掴めない。
光「いい感じだよ。頑張れよー」
脳天気な声だけが聞こえてくる。
亀頭の先から後ろの穴まで、まずは入念に舌を這わせていく。
周りを充分に舐めつくした後、本格的にモノを喉の奥まで含み、ストロークを使いゆっくりと頭を上下させた。
ヒカルは全く声を発しないので感じているのかどうかも分からないが、構わず徐々にペースを上げ一所懸命しゃぶった。
どのくらいやれば良いのかと思った瞬間、ヒカルは俺の髪を左手で掴むと頭を上げ、右手で2、3度激しくシゴくと、俺の顔に向けて一気に射精した。いわゆる顔射だ。

引用なし

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