すると部室の中で涼太くんと噂にあった先輩が2人っきりでいた。
拓馬「あれ!先輩!あれ!涼太もいるじゃん!どうしたの?」
涼太「部活のことで相談があって、先輩と話してたんだよねー」
拓馬「そうなんだーでも、電気をつけずに?」
涼太「電気つけるのがめんどくさかったからさー、先輩相談に乗ってくれてありがとうございます!」
っと言い、早速さ涼太くんと先輩は部室を出ていった。
拓馬「駿太、あの噂ってやっぱり本当だったんやね。」
僕は、ショックのあまりに言葉が出なかった。
そしてその後、部活が始まる前に部長から話があった。
部長「我が部は、部内恋愛は禁止となっています。演技に支障が出てしまうから。仲良くなるのはいいことである。でもある程度、線引きをしてもらいたい」っと指導を受けた。
その数日後、涼太くんは演劇部を去っていった。
後から聞いた話だが、顧問の先生より先輩とのことを聞かれ、付き合っていることを認めたらしい。
本人から退部届を提出して来たと。
僕は、かなり気持ちが落ちていた。本当に涼太くんのことが好きだったから。
先輩と付き合う。涼太くんも男の子やし、当たり前のこと。
そうだけど、凄く悲しかった。
涼太くんが部活を辞めてからは、会う機会も減り、自然と話をする機会も減っていった。
演劇部を避けている感じだった。
僕は、涼太くんへの想いを引きずったままでいた。
そんなある日、拓馬くんが話しかけてきた。
拓馬「駿太、世の中には沢山の人がいる。その中で誰に対して思いが強くなるか分からない!それが恋だと思うし!俺は、駿太に幸せになってもらいたいから!前を向いて進めるように、また一皮剥いて一歩踏み出して欲しいな!」
っと話して来た。
ずーっと暗い闇の中を彷徨っていた。
その瞬間にふっと目の前の景色が見えた。
自然と涙と笑いが出た。
僕「はぁー、何してたんだろー。拓馬、顔に似合わずいいこと言うね!笑いが出たし」
拓馬「顔に似合わずって失礼だろ!っでもいつもの駿太の顔になってよかった!俺は一生友達だからな!何かあったら絶対に相談に乗ってあげるからね!」
僕「ありがとう!なんか元気出た!」
僕の恋愛は悲しい結果であったけど、とても言い思い出でした。
高校を卒業してからは、涼太くんとは全く連絡も取らなくなった。
拓馬くんも涼太くんが、今どうしているか分からないと。
後から知ったけど、涼太くんと女の先輩は、先輩が卒業したと同時に別れたらしい。
高校時代の思い出でしたけど、途中読みにくいところがあったと思います!
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。