今から10年前の片思いをしていた時の話です…。
当時16歳、ある学校に通う学生でした。
僕の名前は、駿太と言います。
その学校は、保育士になるための育成学校です。
入学した時に衝撃を受けました。
クラスには男子生徒は4人しかいませんでした。女子生徒は40人でした。
当時の僕は「絶対に友達出来ないし、こんなクラスでやっていけない。学校にも行きたくない。」と毎日思っていました。
入学して2ヶ月が経った時に、同じクラスの拓馬くんが急に話しかけてくれました。
拓馬くんは162p、54sの小柄でいつも明るく、クラスのムードメーカーです。
拓馬「駿太くん、何部に入るか決めた?」
と話かけて来ました。
僕「それが全く決まってなくて、今日中に決めないといけないんだけど、どうしよー。」
拓馬「じゃー俺と一緒の部活に入らない?演劇部だけど?」
僕「何それ?そんな部活あるの?」
拓馬「何か面白そうじゃない?一緒に入ろうよー!何か変われるかもしれないし!」
僕「まー、試しに入部してみようかなー!」
演劇部に入部すると、最初の部活で新入部員の自己紹介をした。
その時入部したのは、男2人女3人でした。
入部してしばらくは、発声練習や滑舌練習や筋力トレーニングなどを重点的に行なっていた。
入部してから1ヶ月経った日、1人の男の子が別の部活を辞め入部して来た。
その子の名前は涼太くんと言いいます。保育科では見たことない人だった。
涼太くんは、調理科の1年生らしい。
僕は、初めて涼太くんの顔を見た時に、何故かボーッと見惚れてしまっていた。
そんな時、拓馬くんが涼太くんと楽しそうに話をしていた。
拓馬くんに聞くと、小学校の時の同級生らしい。友達なんだと。
2人の姿を見ると、楽しそうに話をしているし、家も近いみたいで毎日一緒に帰っているらしい。
涼太くんは、175cm,56kgでモデルみたいにスタイルがよく、顔も整っていて笑った時にクシャッとさせている。
そんな涼太くんを見ていて、急に胸がドキドキし出した。