カズユキの下着は意外にも白いブリーフだった。
手をパンツにかけながらも、それをずりおろすのはためらっている。
「大丈夫だよ。男同士だし、誰にも言わないから。」
俺のその言葉に安心したのか、
カズユキが、一瞬パンツをおろし、それをまた持ち上げた。
「そんなんじゃ、見せたうちに入らねーよ。」
「なんで、今、見せたじゃん。」
「そんな一瞬じゃ、ダメだよ。」
「マジぃ〜?」
「んじゃ、同時にお互いのパンツを脱がせようぜ。そしたら恥ずかしくねーだろ?」
「恥ずかしいよ。でも、1人で脱ぐよりいいかも。」
「んじゃ、“いっせーの、せ”で、お互いのパンツを脱がせようぜ。」
「いいよ。」
俺もはいていたスウェットを脱ぎ、パンツ姿になった。
二人はヒザを床につけ、お互いのパンツのウエストに手をかけた。
「いいか?」
「いいよ。」
「じゃ、いっせーのせ。」
俺とカズユキは同時にお互いのパンツをずりおろした。