この日を境に俺は完全に和宏にしか見えていなかった。
当然のごとく付き合ってた人(以降聡{さとし})とは自然消滅・・・しなかった。
この頃の俺と聡は付き合ってるかどうかも曖昧だったのに、俺が別れをきりだしたら焦ったのか誤ってきた。けどすでに愛情は無かったため断った。
するとすんなりと引き下がった。・・・に見えた。
後日、俺の家で和宏と飯を食っていた時のこと。
ガチャガチャッ
俺「!?」
いきなり部屋に入ってきたのは聡。
聡「お願いだ!もう一度考え直してくれないか?」
俺「無神経過ぎるだろ?いきなり来てなんだよ?」
聡「俺が悪かった!もう絶対お前の事離したりしないから」
俺「何言ってんだよ?今の状況見れば分かるだろ?」
聡は和宏の顔を見た。
聡「こんな奴よりお前を好きなのは俺だ」
呆れてしまった。ほんとに。苛立つ気持ちを抑えながら、
俺「帰れよ」
静かに言うと聡は帰っていった。これでもう来ないだろう。
甘かった・・・
次の日から家の周辺にウロウロする聡を見た。最初はほっといたらその内諦めてくれると思っていた。次第に行動はエスカレートしていき遂には和宏に手を出し始めた。和宏に嫌な思いをさせるのだけは避けたかった。本当に耐えられなくなり和宏に別れを切り出した。
俺「もう俺キツイわ」
和「あいつちょっと愛情を履き違えてるな」
俺「しばらく俺ら距離置こう?じゃないと和宏にまで迷惑かけるから」
和「俺は大丈夫だよ?」
そんなはずはない。
俺「俺が困る!ほんと自己中でごめん。聡の事なんとかするから」
和「・・・俺が拓也の事守るから心配すんな」
俺「ありがと・・今言って恥ずかしかったべ?」
和「うるさいわ!!!笑」
やっぱり和宏は俺にとって一番大切な人。やっと掴んだ幸せを壊されたくない。
この頃は去年の夏ぐらいかな?俺も、特に和宏は就活に忙しい毎日だった。
だから聡とははっきり終わらせたくて聡に連絡を入れた。
俺「もういい加減にしてくんない?」
聡「何を?」
俺「嫌がらせ」
聡「俺なんもしてないよ?」
ふてぶてしい態度がマジでむかついた。
俺「これ以上俺らに干渉するんならでるとこでるよ?」
聡「どこだよ?」
俺「お前ん家」
聡「はっ?」
俺「お前ん家の両親に今までのこと全て言うから」
聡「そんな事したらお前ん家にもいずれバレるぜ?お前がゲイだって事」
俺「もうカミングアウトしたから。だから家でてんじゃん」
聡「!!!!・・・・・・・・」
俺「どうすんの?」
聡「・・・・」
俺「黙ってないでなんとか言えよ?」
聡「分かった・・・・」
俺「ちなみに和宏は俺ん家の親に自分から挨拶してきたから」
俺「聡にそんな度胸あんの?ないっしょ?」
聡「・・・・」
俺「確かに俺も聡と付き合えて楽しかったし嬉しかった。でも今は聡とは付き合えない。分かってほしい」
聡「・・・わかった。」
俺「・・・」
聡「今までごめんなさい。それとありがとう」
俺「あぁ・・じゃぁな」
こうして俺は聡と別れた。しばらく様子を見てたが家の前にウロウロしたりする事はなくなった。それから和宏の開いてる日に会いに行き、正式に付き合い始めた。
と、まぁこんな感じで俺と和宏は今も付き合っています。
和宏は実家から大学へ行ってますが最近はほとんど俺の家に寝泊りしてます。
最後の聡とのやりとりは省いても良かったのですが、俺の書き込みがヒートアップしてしまい、結局書いちゃいました。
文才なくて読みにくいとは思いますが、それでも読んで頂いた方、ありがとうございます。
もう朝だ・・・和宏・・・よだれが・・笑
和宏が幸せそうに寝ているんでこっちまでニヤけてくるわ・・・照
最後に!聡とのやりとりですが、ほんとはカミングアウトしてません・・
今でも俺の親は、俺がノーマルだと思っています。。。多分・・
いずれはきちんとカミングアウトするつもりです。それまではこのままでいくつもりです。
最初にも書きましたが、Hな描写はどう書いていいかわかりませんが、時間があれば&この話の感想次第にします。出来れば感想書いてもらえると嬉しいです。中傷は傷つくのでお控え下さい。
ありがとうございました。