未練がましい者です
「別れよう…」
その言葉を理解するのに数分かかった…
理解はできてもまだ受け入れることはできてない…
初めて会ったときは全然興味も湧かなかった。やから、会うのをやめた。
あいつも俺に興味はなかったんだとおもう。
そしていつしか時は一年が経過していた。
久しぶりに会ったとき、ちょっと緊張したけど、やっぱり愛情は湧かなかった。
でも会う回数を重ねるたびにあいつの何かが好きになっていた。
少し肌寒くなった公園
生まれて初めての告白
手を握ってくれたあいつ
愛を教えてくれたあいつ
とろけそうなほどのキス
この愛はしか信じれなかった。
どうしようもなくあいつを愛した。
だからあいつを傷付けた。
結局オレはあいつのことを考えてなくって、自分が満たされればっていう考えでしかなかったんだ。
別れ場所も付き合い出した公園
すっかり寒くなった公園
約束の一時間前なのにお互いあってしまう
ひどく長く辛かった沈黙
もう戻れないっていう一言
泣くに泣けない自分
笑顔で友達っていうあいつ
最後に交わした握手の意味
全てを受け入れたはずなのに…
もう一度だけ…
もう一度だけ、俺と向き合ってほしい