中学のとき、2年になってのクラス替えで、君と同じクラスになった。
もう何年も前の話だから、最初に交わした言葉は覚えてないけど、君のあどけない笑顔が凄く可愛かったのは今でも覚えてる。
中学生にしては小柄で、俺が170ぐらいあって、その頭一個分くらい低かった。
えなりかずきの弟に似てるって、どこかで聞いた。
性格は少し控えめで、あまり人と話すのは苦手な感じだった。
中身は小学生で、すごくおこちゃま。仕草が特に。
部活はテニスをしてて、俺は陸上だったから、グラウンドからテニスコートの方をちらちら気にしたりして。
俺「ぷにぷにしてるから、”ぷー”な?今日からそう呼ぶわ。」
ぷ「えっ?なにそれ・・・。」
そんなことがあって、二十歳を過ぎた今でも、そいつのことは「ぷー」って呼んでる。
今は、流石にこの歳になって外で「ぷー」とか呼びづらいから、名前で呼ぼうとすると、「ぷーでいいから」って拒んでくるぐらい、本人にも俺にも定着してしまった。
中学時代は、とにかく絡みまくった。
後ろから抱きついたり、ほっぺた突いたり、おんぶしてもらったり(←?
本人は嫌がってたけど(たまにマジ蹴りされた)最終的には俺の腕に収まってくれてた。
お互い疲れてて、後ろから抱いたまま座り込んで、休み時間の間中、寝てたりもした。
周りからは「親と子供みたい」とか言われるぐらい仲がよかった。
実際俺はそのころノンケだったから、恋愛感情に至ってはいなかった。
中学のときまでは。