大学の前期も終わり友達はだんだんと帰省していく。そんな中に一平というやつがいた。そいつは先輩・タメ共にから慕われる優しいやつだ。そのせいで一平の家には同じアメフト部のかずきとゆうたとゆうたの彼女でマネージャーのあゆみとマネージャーのまりこが常に居座っていた。そんな中俺もいつからか一平の家に頻繁に出入りするようになっていた。そして俺は家が遠いのもあり、よくそのまま泊まっていた。そしてある日の夜
「実は俺男に二回告白されたことあるんだ。」
「マジで!?んでどうしたん?」
「どうしたって…断ったに決まってんじゃん。」
「でもキスぐらいは許したんやろ?笑」
「まあね。笑」
「マジでかー!!アホちゃうん!!俺男とキスとかありえへんわー。」
「そう?まあこないだ俺に酔ってキスしてたけどね。」
「ウソ!!ウソやろ!?」
「マジマジ。」
「マジでか…俺ホモかもしれんなー。」
「俺はお前にしか甘えられへんねん。って言ってたし。笑」
「うわー俺アホやろー。」
「まあ酔ってたし、気にすんな。」
「うん。でも酔ってなくてもお前がこやって泊まり続けてたらいつかいらんことしてまいそう。」
「まあそれはそうかも。笑」
「そやんな!ああどーしよ。でも俺普通に女好きやし。」
「それは俺もだから。」
「うん…ようわからんわ。」
その日はそのまま寝てしまい、1ヶ月くらいしたある日。まりこと一平が付き合い始めた。
俺は一平に対してそこまで期待したり求めていなかったので素直に喜んだ。だがまりこは毎晩のように一平のうちに泊まるようになり、俺が一平のうちに泊まることはなくなった。
そして一平が大阪に帰省する日の前日。