この時かな・・和宏に対してあの頃の気持ちが戻ってきたのは・・・
和「拓也さ、今付き合ってる人居るんだよね?」
俺「うん・・まぁな」
和「・・・そっか・・・」
(なんだよ!その{もしかして}みたいなニュアンスは)
俺「でも最近上手くいってないんだよね」
(これはホント)
和「マジかぁ・・」
俺「だから俺が振られたら和宏が俺を慰めろよ?」
そういうと和宏はブランコから降り、
和「任せろっ!!」
そういいながら俺を抱きしめた。
俺「ありがと」
そう言って背中をポンポンとたたいた。
(あれ?離してくんないぞ?)
(・・・・・そろそろいいんじゃないか?)
(・・・・・・・・・・・・・・)
俺「どした?」
和「・・・・」
俺「和宏の気持ちは分かったから」
和「ほんとに分かったのか?」
(この抱擁は{友達}としてのハグだろ?)
俺「だから分かったって」
(あんま期待させんな!ノンケに恋すんの辛いんだからもうこれ以上好きにさせないでくれ!!!!)
和「俺はお前が・・・」
俺「やめろよ!!!」
和「・・・・・」
(いや、あのね、違くて・・その・・なんて言ったらいいんだ・・)
(ハグは嬉しいんだけど・・・)
(友達を超えられないだろ?)
(お前がどんなに思ったってそれは友達レベルだろ?)
(ここでお前が「俺はお前が一番の友達だ」なんて言ってみろ)
(俺は一気に好きになると同時にすぐ叶わない事だって自覚させられるんだよ)
(辛すぎるんだよ!そんなん・・・)
実際はこんな冷静になってないです・・和宏を突き放してしまった事に罪悪感を感じてしまってて・・・
和「ごめん・・・」
俺「違うんだ!!!マジで」
和「・・・」
俺「俺、・・・本気で嬉しいんだけどその・・」
和「・・・・・」
俺「・・・・・」
和「分かったよ・・・」
(だめだ!今言わないと後悔する・・・)
俺「好きなんだよ・・」
和「・・・・・」
俺「お前の事が好きなんだよ!!」
俺「でもおかしいだろ?普通に考えて!」
俺「お前は俺の事友達ぐらいにしか考えてないかもしんないけど」
俺「俺はお前が好きなんだよ・・けど今みたいな事されると変に期待しちゃうんだよ」
俺「辛いんだよ!これ以上好きにさせんなよ!!!」
和「・・・うん・・・」
俺「もうこの際だから言うけど中学校ん時から好きだった。だからこの公園で和宏の事待ってた。けど、来るはずないしこのまま思い続けるの苦しかったから和宏の事避けてた」
俺「高校に入ってからしばらくして和宏の事吹っ切れて・・・」
俺「なのにさ、今さっきの事でまた好きになっちゃったじゃんかよ」
俺「どうすんだよ・・・どうすればいいんだよ!」
俺「はぁ〜言いたい事言ったらスッキリした」
俺「キモくてごめんな」
和「なんだよ!」
俺「?????」
和「なんで俺が言いたかった事先に言うんだよ!」
俺「?????・・・」
和「俺だってお前の事好きなんだよ!」
俺「だからそれは友達としてだろ?」
和「違ぇよ!」
和「お前が公園に居るの見てて・・それでお前に対する気持ちが変わってきちゃって」
和「けどお前がなんとなく俺の事避けてるように感じて」
和「だから、おかしいけどお前が後押ししてくれたから○○とずっと付き合っていこうって決めたんだ」
和「あ〜もう俺意味わかんないや」
・・・・・・・・・・・・・・・・
俺「多分その気持ちはこの場の雰囲気のせいだよ?」
俺「仮に俺ら付き合ったら和宏きっと後悔するよ?」
和「まだそんなこと言うか!?」
そう言って俺にキスしてきた。5、6秒ぐらいかな?
和「これでもそんな事いうか?」
俺「・・・・・・・」
和「じゃぁ遠慮なく言わせてもるかんな?」
和「俺はお前が大好きだ」
俺号泣・・・和宏も一緒に泣きながら抱きしめてくれた。