オレはいつも通りにコージに接していた。
オレが悩んでいるとすぐに察知して声をかけてくれたり、コージが元気がないと声をかけたりとお互いに会社での悩みをいったり、相談したりとオレにとっては、心の支えでもあり、今一番信用が出来る後輩というより仲間。
正直、コージがいなかったら、オレはダメになっていたと思う。
それぐらいコージの存在は大きかった。
しかし、コージのお金を貸してほしいがエスカレートしていった。
毎月のようにお金を貸してほしい。と言ってくるようになった。
さすがにオレも
オレ:何に使うの?
コージ:生活が出来なくて・・・
オレ:確かにうちの会社は給料安いけど、親とかに頼めよ。
コージ:親に言ったら、実家に帰って来いと言われる。
コージは、親の反対を押し切って今の仕事をしている。
オレ:貸すのはいいけど、コージは返せるの?もう20万以上になってるよ。
すぐには返せとは言わんけど、返せるなら貸すよ。
でも、コージの為になってないような気がする。
オレ、コージを信用していいかな?
コージ:絶対に返します。
オレ:わかった。コージを信用するわ。
オレは仕事中やコージと会う時もお金の話は一切しない。
もしかしたら、都合のいい人と思われてるかも知れないけどオレは、コージを信用している。