自己完結的な文ですが・・・
気持ちの整理のために書いていきます
同性のほうが好きだと自覚したのは中学三年
初恋は高校一年
それを引きずりながら今は高校二年
いつか忘れられるんだ、過去にすることが出来るんだと言い聞かせてもう一年と約八ヶ月
初体験は中三の時、大して好きでもない相手と流されてやってしまった
なんだ、こんなものなのか、と思った
それから、いろんな経験をしてきたけど、やっぱり初恋の相手が好きだった
どんなにタイプの男の人に「かわいい」「すきだよ」と囁かれても、表面上の「ありがとう」「うれしい」を笑顔でかわして、胸が熱くなることが無かった
やるときも心はどうしても冷めてて、火照った体だけ持て余して、終わったらお互いに連絡を取り合うことはまず少ない
初恋の相手は多分ノンケで、多分っていうのは、単純にノンケかそうじゃないかをベッドの中でしか見分けることが出来ないから
名前はS山、去年同じクラスで、たまに話しかけてきたり、昼休みにご飯を一緒に食べるだけで嬉しかった
それ以上望まないと決めた
今まで散々色事をしてきたのに、いまさら恋愛?何それ、叶うはずない
そんな風に、出来るだけ抑え続けた
でも、誰かにベッドの中で「かわいい」と言われたときより
家庭科の授業中、彼に「かわいい」と言われたときのほうが熱くなる
ふざけて言った、ってわかっているけど、忘れられない
8月10日の誕生日にはお祝いメールも送った
それに対しての「ありがとう」はすごく重かった
学校が始まってからプレゼントも素っ気無く渡した
友達としてしかみていないのに、期待して馬鹿みたいだと思う
抑えれば抑えるほど、どうしようもないくらい好きになっていく
この恋愛を相談できる友達も出来た
それは女子だったけど、親身に相談にのってくれて、応援もしてくれた
けど、こればっかりは、現実うまくいかない
学校っていう集団での立場もあるし、失くしたくない友達だっている
ましてや、告白をして、周りに知られたらどうなるかわからない不安がある
世間体や、立場を捨てられない臆病者だってわかっている
だからこれからは、恋を叶える努力ではなく、恋を思い出に変える努力をしていくことにするよ
三年になったら、同じクラスになるかもしれないねって話したとき、すごく嬉しかった
だけど今それを思いだすと辛い
自分勝手だけど、これを思い出に出来なきゃ、新しい恋が出来ないから
S山、初恋をありがとう、大好きだったよ、これを言う事は出来ないけれど
誕生日プレゼントのブレスレットとライオンの人形、大切にして
そんなこともあったなって、笑いあえる日を楽しみにしてるよ
さようなら