Hな話掲示板


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定食屋のイケメン店員1. OB 13/1/19(土) 22:20
定食屋のイケメン店員2. OB 13/1/19(土) 22:44
定食屋のイケメン店員3. OB 13/1/19(土) 23:23
Re(1):定食屋のイケメン店員3. スマイル 13/1/20(日) 6:11
定食屋のイケメン店員4. OB 13/1/20(日) 20:07
Re(1):定食屋のイケメン店員4. ななし 13/1/20(日) 20:40
Re(1):定食屋のイケメン店員4. ゆー 13/1/20(日) 21:24
Re(1):定食屋のイケメン店員4. スマイル 13/1/20(日) 21:49
定食屋のイケメン店員5. OB 13/1/23(水) 22:16
Re(1):定食屋のイケメン店員5. コウ 13/1/23(水) 23:11
定食屋のイケメン店員6. OB 13/1/23(水) 23:19
Re(1):定食屋のイケメン店員6. ヒロ 13/1/23(水) 23:54
Re(1):定食屋のイケメン店員6. ゆきっ 13/1/24(木) 0:57
定食屋のイケメン店員7. OB 13/1/24(木) 3:02
定食屋のイケメン店員8. OB 13/1/24(木) 3:23
定食屋のイケメン店員9. OB 13/1/24(木) 3:42
Re(1):定食屋のイケメン店員9. 裕二 13/1/24(木) 4:02
Re(1):定食屋のイケメン店員9. ゆう 13/1/24(木) 23:33
Re(1):定食屋のイケメン店員9. ヒロ 13/1/25(金) 0:49
Re(1):定食屋のイケメン店員9. コウ 13/1/25(金) 9:43
定食屋のイケメン店員.後書 OB 13/1/25(金) 16:42
純愛でエッチで… お菊 13/2/7(木) 0:55

定食屋のイケメン店員1.
 OB WEB  - 13/1/19(土) 22:20 -
今まで生きてきて、色々な出会いがあったので書いてみます。
もちろん現実は上手くいくことはなく、こうなったらいいなぁという妄想もまじえて。


寒い冬のある日のことでした。
腹が減った自分は何か食べようと、新宿をうろうろしていると一軒の定食屋さんを見つけました。

なんてことない普通の定食屋だと思い通り過ぎようと思ったのですが、
外から見えた店内に一人の若い男の店員さんが見え、ふと立ち止まってしまい、

(イケメン…?)

一瞬だったのでよくわからなかったのですが直感でそう思い、
とても気になってしまった自分はふらりと店内へと入りました。

中はこじんまりとしたスペースながらも綺麗に片付けられていて、
写真付きのメニューもなかなか美味しそうです。

ふと厨房を見ると、先ほど見えた彼はいませんでした。

(気のせいだったかな……。)

最近出会いに飢えていた自分は、願望が変な幻まで見えてくるように
なってしまったんだと自己嫌悪になりながら、とにかく食べて忘れようと、

「すみません!注文いいですか?」

と店内に声をかけました。

すると奥から、少々お待ちください!という声のすぐあとに、
飲食店らしく短くまとめられた髪、目鼻立ちや口元もすっきりとした、
とても爽やかな好青年が出てきました。

「お待たせいたしました。ご注文どうぞ!」

まぶしい笑顔に一瞬トリップしそうになりましたが、
ダメだダメだ!と我に返って若干てんぱりながら、

「えっと…、この野菜炒め、て、定食お願いします……」

「はい!かしこまりました!」

高くも無く低くもなく、でもハキハキとした聞いてて心地良い声。
何かスポーツをしているのかシャツの上からでも分かる程しまった体格で、
少し日に焼けた健康的な肌は触ってみたくなるほど。
身長は自分よりだいぶ高く、180cmくらいだろうか…。
去り際の笑顔もやっぱり爽やかで、なんだかきらきらして見えました。

まさに自分のタイプのどストライクの人と出会ってしまったのです。

引用なし

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定食屋のイケメン店員2.
 OB WEB  - 13/1/19(土) 22:44 -
料理が運ばれてくるのを待つ間、
ずっとその店員さんのことを目で追ってしまいました。
厨房とホールを右往左往する彼の顔は充実感いっぱいで、
うっすらと汗ばんだ肌はセクシーすぎて、自分を悶々とさせます。

どうせノンケだろう。
でも、目の保養には良いや。
なんて汚れてんだろ、自分。

正直、そんな気持ちがぐるぐると回っていました。
今まで幾度と無く恋をしては、思いを伝えることなく終わりを告げるの繰り返し。
だからと言って自分をさらけ出してまで、どっぷりとはまる勇気もなく、
そんな自分にだいぶ嫌気がさしていました。

(あんな人と恋人同士になれたらなぁ……。
 でもそんなことはあり得ない。無理無理。)

そう思っていたとき、ふと、その店員と目が合ってしまいました。
慌ててそらすこともできずヤバイと思っていると、
ニコリと笑って軽く頭を下げてきました。
思わずドキッとして、身体中が物凄くアツくなりました。

(ヤバイ、変に思われたかも……)

そんな心配をしながら何事もないそぶりで待っていると、

「お待たせいたしました。野菜炒め定食です!」

と、彼が笑顔で料理を運んできてくれました。

「ありがとうございます」

こちらも笑顔で返しました。
絶対に無理だと思ったけど、それでもやっぱり、印象を悪くしたくはなかったので…。
彼のことも気になっていましたが、やはり腹が減っていたこともあって、
料理を食べるのに夢中になっていると、ふいに、

「お味はどうですか?」

手に空いた食器を持った彼が声をかけてきたのです。

「ぅえ!あ、すみません、お、美味しいです!」

びっくりした自分はもう傍から見たら、何だこいつ?
と思われるくらいテンパっていたと思います。

「良かったです。ごゆっくりどうぞ」

そう言って去っていく後ろ姿に、自分はどんどん引き込まれてしまいました。

(どうせ、営業スマイルだよな……)

と思って、必死に冷静になろうとする自分。
きっと、あとでガッカリするだけだから。
その反面、自分の頭の中ではあらぬ妄想ばかりが膨らみました。

引用なし

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定食屋のイケメン店員3.
 OB WEB  - 13/1/19(土) 23:23 -
「ごちそうさまです」

これ以上いるのは危険だと思い、お会計を済まそうと席を立つ。

「ありがとうございます!650円です!」
「はい」

ふと、彼と手が触れる。
太くて長くて大きい、それでいて……。

「綺麗だなぁ…」
「え?」

やべっ。

「あ!お店が、綺麗ですよね!それでいて味も美味しくて!あはは」
「あ、あぁ〜、ありがとうございます!嬉しいです」

あはははわざとらしく笑って誤魔化そうと必死な自分に
全く気づかない彼はとても純粋そうに見えました。

「今日初めてですか?またお待ちしてます!」
「は、はい。また来ます」

そう言って店を出て、白いため息をつきました。


……。
また別の日、そのお店のある裏路地で偶然彼と出会い

「あぁ、先日の!どうも!」
「こ、こんばんは」

見ると、やっぱりカッコイイ。ドキドキする。
心なしか良い匂いが漂っている気がする。
触ってみたい。

「そういえば、お客さん」
「はい?」

すっと真顔になって、

「この前ずっと僕のこと見てませんでしたか…?」
「え?いや、その…」

突然の彼からの質問に、思わず目が泳ぐ。
その姿を楽しんでるかのように微笑みながら

「ああやって動きまわってると、暑いですよね」

パタパタとシャツをめくって仰ぐ彼。
隙間からちらちらと見えるお腹は引き締まっていて、
腹筋が綺麗に割れている。
ただよってくる彼の匂いは、汗と香水の匂いがまざってクラクラする。

(あぁ、もっと近くに行きたい…)
「僕、今休憩中なんです」

そういっておもむろにシャツを脱ぐ。
胸板も程よく厚く嫌味な感じはせず、まさに綺麗な逆三角形。
毛もあまりなく綺麗な小麦色の肌。
美味しそう。

「あ、あの……」
「お客さんのしたいこと、していいですよ」
「……え?」

そういって彼から距離を縮めてくる。
至近距離で戸惑いながらも、そっとそのお腹に触れてみる。
あたたかい。胸元に顔を近づけ舐めてみる。

「あっ…」

やばい。美味しい。
調子に乗ってぺろぺろと舐める。

「き、気持ちいい…。もっと、お願いします」

舐めながら下のほうにずれてみる。
なだらかに隆起した暖かい肌が顔に触れて、心地よい。
少し汗の味がする。嫌じゃない味。
むしろ、美味しく感じる。

はぁ…はぁ…と、お互い息が荒くなってきて、
見上げると彼は恍惚な顔でこちらを見つめている。

「俺、美味しいですか…?」

無言でうなずいて、しばらく上半身を舐めてみる。
くちゅくちゅ、とイヤらしい音が響く。

「やばいです。お客さん、上手ですね…。はっ、あぁ…」

ときおり聞こえる、うっ。あっ。といった感じた男の声に、
自分のあそこが完全に大……


キィーーーー!!

突然の自転車のブレーキ音。
とともに「アブねぇぞ馬鹿やろう!」というおっさんの罵声。

ごめんなさい。またやってしまった、あり得ない妄想。
そんなことないない。
真冬で外で素っ裸はあり得ない。寒すぎて死ぬ。

そう自嘲しながら、その日は帰宅しました。

引用なし

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Re(1):定食屋のイケメン店員3.
 スマイル E-MAIL  - 13/1/20(日) 6:11 -
続きが気になります。よろしくお願いします

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定食屋のイケメン店員4.
 OB WEB  - 13/1/20(日) 20:07 -
イケメン店員さんとの出会いから一週間くらい経ったある日。
自分はどうしても彼に会いたくなって、定食屋へと向かった。
時計を見ると、22時。その店は23時までやっている。
外から様子を伺ったが、彼の姿は見えない。

(今日はもう帰っちゃったのかな…?)

でも、腹も減ってるしと思って中へ入ると、
店長らしき人や他のバイトらしき人からいらっしゃいませ〜の声。
あまりきょろきょろするのも怪しいと思い、この前座ったあたりへ掛ける。

メニューを見ながら悩んでいると、いらっしゃいませ!の声とともに水が置かれた。
聞き覚えのあるその声にハッと思って目をやると、この前の彼だった。
彼は一瞬、何か?という表情をしてすぐさまパッといつもの爽やかな笑顔で、

「あ、先日の!また来て頂いたんですね?」

なんとも人懐っこい感じで声を掛けてきた。

「あ、はい。覚えててくれるなんて、す、凄いですね?」
「えぇ!笑顔の素敵なお客さんだなぁって!」

あははと屈託の無い明るさで言ってくる彼に、自分の心臓が高鳴った。

「そ、そんな…」

言葉が出ない。男相手に顔が赤くなっていないだろうかと心配になった。
すると別のテーブルからオーダーが入ってきたので、

「メニュー決まったら、またお声掛けくださいね!」

といって去っていった。
何だかほっとしたような、寂しいような……。
とりあえずメニューを決めて、タイミングよくまた彼を呼んで注文した。

「レバニラ炒め定食をお願いします」
「はい、かしこまりました。僕も好きなんですよね、これ!」
「そ、そうなんですか…」

今日はやたらと絡んでくる?いや、接客が丁寧なだけ?
話をはずませたいのに、余計な詮索が頭を駆け巡った。
彼は話の合間に厨房へと注文内容を投げている。

「この辺に住んでらっしゃるんですか?」
「はい、家はすぐそこなんですけど…、一人暮らしだから自炊が面倒で」

不意に聞かれた質問に、照れ隠しな笑いを交えて返すと、

「わかります。僕も今は一人暮らしなんですけど、殆どまかないですもん」

彼も一緒になって笑った。なんとも不思議な感覚だった。
あんなに緊張していたのが、いつの間にか心が温かくなっていくような。

「一人暮らしってことは、学生さん…ですか?」
「えぇ、早稲田のほうに」

確かにちょっと大人びて見えるけど、まだ若さも残っている。
凄いなぁ〜なんて一人で感心しながら、ふと

「あ。こんな話してて大丈夫ですか!?」

つい自分が引き止めてしまってるように思えてそう言った。

「え?あぁ、大丈夫ですよ!この時間は落ち着いてるので」

言われて周囲を見渡すと、自分以外のお客はほとんどいなかった。
見えていないのにも程があるなぁと思いながら、彼のほうへと向き直ると、

「そういえばこの前、僕と目が合いませんでした?」

と言われ、ドキッとした。
あれは妄想の話であって、実際にはただの変人だ。

「そ、そうでしたっけ?」

彼は気のせいかなぁと呟きながら、突然くくっと笑い出した。
そんな姿を見た自分の顔に、思わずハテナが浮かんだらしく慌てて、

「あ、すみません。なんだかキョトンとされてて、可愛らしい顔してたんで」

と謝ってきた。
そんなイケメンのころころ変化する表情にいちいちドキドキさせられる。

「そんなこと…」
「そ、そうですよね。こんなこと言われても嬉しくないですよね…。
 すみません、調子に乗ってしまって」

彼は申し訳なさそうな顔で言ってくる。

「あ、僕、平田って言います。すみません、一方的で」
「いえいえ!全然です!楽しいですよ!いつも独り身だから」

正直、ある意味複雑な気持ちではあったものの、
悪い気はしてなかったので、そう笑顔で返した。
平田と名乗った彼は、よく見るとネームプレートに「平田慶一」と書かれていた。

「あ、ありがとうございます!僕もこんなにしゃべりやすいの初めてかも」

ちょっと照れたようにはにかんだ表情で、彼は頭をかいた。
その仕草でちらりと見えた、彼の引き締まった男らしい二の腕、
そのTシャツの奥に見える景色がとても色っぽかった。
何気なく下のほうへと視線をずらすと、チノパンの中央が少し盛り上がっている。

(で、でかいのかな…)

そんな馬鹿な妄想をしていると彼は店長から呼ばれ、
それからまもなくして料理が運ばれてきた。
言っていたとおり、それはとても美味しかった。
彼はその後、閉店準備のために洗物や掃除などで忙しく動き回っていて、
まったりと話はできそうもなかった。

「ご馳走様」

満足した自分は、店内に聞こえるようにして言って会計を済ませようと
席を立つと、彼は率先してレジのところまで来てくれた。

「ありがとうございます。700円です!」
「はい、凄く美味しかったです」

何も考えずに、すらりと素直に言葉が出た。
すると彼は満面の笑みで、

「ですよね!良かった!またお待ちしてますね!」

そういう彼は、もし尻尾が合ったらきっとぶんぶん振ってるだろうと思って、
クスクスと笑ってしまった。

「……?」
「あぁ、いや、面白いなぁって」
「お、面白いですか?いつもつまらないって言われてるんですけどね。
 だから彼女もできないんだって」

そう恥ずかしそうに言う彼にドキッとした。
全く期待してなかった自分の気持ちが、
どんどんと膨れ上がっているのを感じた。

(……彼女、いないんだ)

>>>
コメントありがとうございます。
Hな掲示板なのに、なかなかエロいところまで持っていけずすみません。

引用なし

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Re(1):定食屋のイケメン店員4.
 ななし  - 13/1/20(日) 20:40 -
続き是非お願いします!

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Re(1):定食屋のイケメン店員4.
 ゆー  - 13/1/20(日) 21:24 -
続き楽しみに待ってます!!

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Re(1):定食屋のイケメン店員4.
 スマイル E-MAIL  - 13/1/20(日) 21:49 -
また続き楽しみにしてます[超嬉しい:f9cf]

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定食屋のイケメン店員5.
 OB WEB  - 13/1/23(水) 22:16 -
それから定食屋へと足を運ぶ機会が多くなった。
美味しいものが食べられて、良い店員さんと楽しくお喋りできて、
どこぞのホスト通いみたいになっているがそれはそれで満足と割り切っていた。
あわよくば、という考えはあったが……。

彼、平田君とは色々なことを話した。
趣味から始まり、好きな食べ物や音楽、くだらない事も中心に気づけば
すっかり顔見知りになって、他の店員さんからも覚えられるくらいになっていた。

そんなある日のことだった。
自分がいつもどおり会計を済ませて帰ろうとして、
彼は寒い中、外まで見送りに来てくれた。

「今度、飲みに行きませんか?」

突然のことで、一瞬何のことかと思った。
期待はしてたけど、所詮は客と店員だ。
すべては上っ面の営業トークだと思っていた自分にとって、
嬉しさより戸惑いのほうが大きかった。

「え…っと」
「あ、いきなりですみません!良ければの話だったんですけど」

しかしふと思えば、何一人勝手に意識してんだという話だった。

「あぁ、いやいや!大丈夫だよ全然!」
「え?本当ですか?良かった」

別に男が男に飲みに誘って、何を戸惑う必要があるんだ。
自分の気持ち悪い何かにイラついた。
いつもそうだ、事あるごとに一人勝手に意識して、傷ついて落ち込んで。
やり取りは裏腹に心で腐っている自分が一人事を言い始めていると、
彼はぐいぐいと話を進めてくる。

「いつが都合ですかね?」
「ちょっとスケジュール確認しないと分からないんだけど……」
「じゃあ、これ!」

そういって彼はズボンのポケットから一枚の紙を出してきた。

「連絡先です。都合の良い日教えてください。
 僕は土曜日の夜とか早く上がれるんですが、平日でも全然大丈夫です!」

キラリとした20代前半の若さを感じる。

「ははは。若いね〜」

茶化しながらも、内心はドキドキもんだ。
彼の連絡先を手に入れたのだから。
これからは毎日連絡が…って、そんな気持ち悪いだけか。

「じゃあ、また!お待ちしてます!」

彼はペコりと頭を下げた。
自分もまた、とうなずき浮き足立つ気持ちを必死に抑えてその場を後にした。

……。

その夜、自分は携帯画面と必死に格闘していた。
どんな文面が良いだろうか。
スケジュールは確認済みで、あとは言葉選びだけだ。
なるべく、やり取りが続くようなのが良いけど……。

「わっかんねー」

ベッドに横たわって一人ぶつぶつ言いながら、
結局当たり障りない文章でまとめた。
お疲れ様から始まり、適度に礼を交えて、
相手に合わせて今週の土曜日の夜19時とか大丈夫?……送信。

時刻は午前1時。
彼はバイトが閉めまで入ってるといつも
2時くらいに寝ていると言ってたから、まだ大丈夫だろう。

妙に冴えた頭で、一人悶々としていると携帯の着信音が鳴った。
聞きなれているいつもの音が凄く楽しげな音に聞こえる。

「お疲れ様です。今風呂に入ってました!
 メールありがとうございます。土曜日了解です!
 めっちゃ楽しみにしてます!(^^)平田」

顔がにやける。
あの憧れだった存在と飲みにいけるなんて夢のようだ。
溢れる気持ちを抑えて、こちらこそ楽しみにしてるよ、おやすみ。
とまた普通に返すと、どこかほっとしたのかすぐに睡魔がやってきて、
その日は眠りについた。

引用なし

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Re(1):定食屋のイケメン店員5.
 コウ E-MAIL  - 13/1/23(水) 23:11 -
また続き楽しみにしてます[ほっ:f9c6]

引用なし

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定食屋のイケメン店員6.
 OB WEB  - 13/1/23(水) 23:19 -
今更ながら、自分の名前は岡田 春と言う。
春と書いて、しゅん。
全くもっと男らしい名前だったら、こうはなってなかったんじゃないか。
とたまに思う。喫茶店で働く27歳。趣味は散歩。

自分の容姿は可も無く、不可もなく。身長も体重も平均的。
ただ、自分のことがばれるのが嫌で必死になってきたせいか、
良い人、一緒にいて落ち着く、安心するとか言われることが増え、
いわゆる癒し系に入るらしい。

相手に望むタイプは芸能人でいうなら溝端淳平みたいな感じ、
いわゆる面食いだと思う。もちろん性格も重視するから、たちが悪い。
ポジション的にはどっちでもいいから、リバってやつなんだろう。

平田君はまさにジュノンボーイにでも居そうな感じだった……。


待ちに待った約束の日がやってきた。
待ち合わせは定番の新宿アルタ前広場。
時刻は19時を少し過ぎたくらいだった。

「す、すみません!遅れましたっ!」

ちょっと早くついて携帯でテキトウに時間潰していた自分に、
彼は息を切らしながら声を掛けてきた。

「いや、俺もさっき来たところで…って、大丈夫!?
 めっちゃ息上がってるけど!」
「あ、はは、ちょっと、走ってきたもんでっ…」

彼は肩で息をしながら、額の汗を袖で拭いた。
私服は今時のカジュアルでかつ落ち着いた印象を与えるもので、
いつもの店の制服のときよりは、大学生らしく見えた。
何より、カッコイイ。息が上がってる姿も、私服も。

「こんな冬にそんな汗かいて……。
 あ、風邪ひかないように早くどっか入ろうか!」

我に返りながら、そんな気合の入り過ぎない普通の店を選んだ。
途中、息を整えながら謝ってくる彼が愛くるしかった。

……。

「そんなに急がなくても良かったのに……。あ、何飲む?」
「いや、上がる間際にどっと団体さんが来てしまって…。ビールで!」

店に入って、半個室に通された自分らはそんなやり取りをしながら、
適当に注文をしていった。
彼はお酒は弱いみたいだが、気持ちが開放的になれるんだとかで好きらしい。
自分は好きだけど、飲みすぎて変な失態をおかさないためにいつも抑えるから、
その気持ちはよく分からなかった。

「ありがとう、全然待たされて良かったのに。別に彼女じゃないんだし」

自嘲ぎみにそういうと、

「いや、俺から誘ったんだし待たせるわけには行かないですよ!」

と真剣な眼差しで言ってきた。そんな顔で見つめられるとヤバイ。
適当に笑って流すと、いや〜熱いですねと言いながら、彼は上着を脱いだ。
少し薄手のシャツだったせいか、彼の逞しい身体のラインがよく見えた。
何よりボタンを外した胸元からみえる素肌がとてもエロい。

「今日、俺めっちゃ楽しみにしてたんで!」
「あ、うん。俺も……」

めっちゃ楽しみにしてたんだ!って声を大にして、
ぎゅっと抱きつきたい気持ちをグッと堪えた。
適当に飲み食いしながら色々な話をしていると、

「いや〜、結構緊張しいなんですよね。
 でもこんなたくさん話ができて嬉しいです」

と言いながら早いペースで飲んでいく。

「なんで?俺みたいなやつ、どこにでもいるよ」
「いや、正直、なんていうか、良い人だなぁって」

彼はちょっと照れたように、途切れ途切れに言う。

「良い人ねぇ。ドロドロだけど色んな意味で」
「そんなこと!いつも、こう、あったかーい雰囲気っていうか、
 笑顔がいいっていうか、もっと知りたくなるっていうか……」

そういって、もう何杯目かわからないビールを飲む。
男らしい喉仏がこくっと動く。
嬉しい気持ちを抑え、適当に笑ってごまかした。

「女の人だったら、俺、惚れてます」
「え?あぁ、そう……」

乾いた笑いしか出なかった。
そう、女だったら。女だったらなんだ。

「あ、あはは。すみません、そんなん言われても嬉しくないっすよね」

ちょっとろれつが回らなくなっている。
そんな姿にちょっとカチンと来て、

「いや、嬉しいよ。俺も好きだし、平田君のこと」

半ばヤケクソぎみに言ってやった。
ふふ、気持ち悪いと思えばいいさ。

「え?本当ですか?いや〜、嬉しいなぁ」

予想とは裏腹にあっけらかんと言ってくる。
敵わない……、今すぐトイレにでも連れこんでメチャクチャしてやりたい。

「そういえば、俺のことあまり名前で呼ばないよね?」
「そ、そんなことは……、ありますけど……」

急に伏目がちになった彼らしくない姿に、自分の中にあるSッ気がうずく。

「じゃあ俺も、これからずっと店員さんって呼ぼうっと」
「いや、それはちょっと!」
「店員さんにとって俺はお客さんだからね〜」

ツンとした態度で、残った酒を飲み干した。

「わ、わかりました!呼びます…。お、岡田さん…」
「えー、下の名前で呼んでよー」

あ、俺よっばらってる。ちょっと大胆になってきた。

「え!あぁ、えーっと、しゅん、さん」
「なんでしょうか、慶・一・くん」

目を見つめて、ちょっと可愛く言ってやった。
我ながら小悪魔チックに。もちろんギャグだ。
なんっすかこのやり取り〜あはは、で終わる程度の。

「や、やば。なんか、あ、熱いっす!
 なんだろう、飲みすぎたのかな」

(……え?)

彼は笑いながらトイレに行ってきますと言って席を立った。
顔が真っ赤だった。元々酒に弱いって言ってたけど、まさかな…。
残された自分も一人、溶けた氷で出来た水を飲みほし、
熱くなった体を冷まそうとした。

時計を見ると、午前2時。
店内はすっかりと静かになっていた。

(そろそろ出るか……。)

引用なし

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Re(1):定食屋のイケメン店員6.
 ヒロ  - 13/1/23(水) 23:54 -
すごーくドキドキします・・・
こういう話、大好きです。

続き、とても楽しみにしていますね。

引用なし

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Re(1):定食屋のイケメン店員6.
 ゆきっ  - 13/1/24(木) 0:57 -
つづきがものっそい気になるわー(笑)

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定食屋のイケメン店員7.
 OB WEB  - 13/1/24(木) 3:02 -
彼が戻ってくる前に会計を済ませておき、
いや、払いますよ!と一人焦ってる姿を楽しんだ。

「また今度来たとき、払ってね」
「……は、はい。絶対ですよ!」

何より次につなげるためだから、我ながらずる賢いやつだと思った。

店の外に出ると、予想以上に寒かった。
寒いですねー!と言う彼は自分より頭一つちょっと高い。
来るときは店探しで気づかなかった。

適当に会話しながら歩いていると、心なしか距離が近い気がした。
たまに肩が触れたり、手がぶつかったりして、
彼の温もりが自分の右半身に伝わってくる。
話の内容があまり頭に入ってこない。

「家、こっちのほうですか?送りますよ!」

いつも会っていた彼の定食屋を過ぎたときくらいだった。

「いや、いいよいいよ!」
「そうっすか……。」

彼はちょっと残念そうに言ったと思ったら、

「明日休みなら、うちで飲みませんか?」

良いこと思いついた!と言わんばかりの笑顔でそう提案してきた。
この男、どこまで自分の心を揺さぶるつもりだ……。

「い、良いけど……」

正直、理性が保てるか怖かった。

「よっしゃ!決まり!」

そんな気持ちとは裏腹に彼はぐいっと手を引っ張ってくる。

「ちょ、ちょっ」

彼の大きくてあたたかい手がとても気持ちいい。

「春さんの手、冷たいですねー!」
「ちょっと、変な目で見られるだろ」

焦る自分とは裏腹に、彼は酔っ払ってるのか大胆だ。

「ふふふ、珍しく焦ってる!」
「こ、この!」

笑いあってそんなやり取りをしながら、
途中コンビニで買い物して彼の家へと向かった。

……。

「おじゃましまーす……」

彼はどこにでもある普通の小さなマンションの一室に住んでいた。
部屋の中は男らしく黒や青を基調とした家具類で統一され、綺麗に片付いていた。

「どうぞ、適当にくつろいでください」
「綺麗にしてるんだね」

部屋をぐるりと見渡していると、ちょっと照れたように、

「いや、もしかしたらと思って片付けておいたんですよ」

と言ってきたので、

「はは、俺は彼女かっ」

そう冗談交じりに突っ込むと、彼は笑っていた。

「あ、先にシャワー浴びます?」
「え?あ、じゃあ、そうさせて貰おうかな」

正直さっぱりしたかったから、お言葉に甘えてシャワーを借りた。
部屋は一応、部屋とキッチン、洗面所、トイレが別々になっていた。

「あ、タオルこれ使ってください。
 あと着替え…、これ使ってないヤツなんで!」

ずいぶんと用意が良いなぁと思いながらも素直に借りた。
もっと緊張するかと思ったけど、意外とそんなでもなく、
シャワーで汗を流すことに集中していた。

しかし、体を拭こうとタオルに顔をうずめた時だった。

(彼の匂いだ……。)

ドキッとした。
タオルは勿論、借りた上下のグレーのスウェットからもまた、
いつもほのかに香る彼の匂いがした。
一人惚けているとドア越しに、

「どうですか?やっぱ大きいですかね?」

と聞かれ、ハッとしながらドアを開けて大丈夫と礼を言った。

「良かった、じゃあ俺も浴びてきちゃいますね」

そういって入れ替わりで風呂へと入っていった。
部屋で一人座りながら、そわそわと辺りを見回す。
ここで寝てるのかと、ベッドに腰掛けたり、どんな本を読んでるのか見てみたり、

(あ、携帯忘れた……。)

ふと、洗面所に置きっぱなしにしてきたことを忘れていた。
やましい気持ちはありませんよーと心の中で誓いながら取りに向かった。
洗面所のドアをあけると、彼は鼻歌まじりにシャワーを浴びている。
ドキドキしながら洗濯機そばに置いていた携帯を取ろうとした足元に、
さっきの誓いが全てウソになってしまうような代物が目に入った。

彼のさっきまで履いていたボクサーパンツだった。

(や、やばい。これ、さっきまで……)

あらぬ妄想で頭がいっぱいになり、血がめぐって来た。
そのときだった。

「春さん?」

ガラッと開けられた扉から上半身を出してきた彼に、

「うわぁああ!!ご、ごめん!けけけ携帯忘れて!」

慌てて謝って携帯を取って部屋へと戻った。

(あぶなかった。もうちょっとで変態扱いだった……。)

冷静さを取り戻そうとするも、一瞬見えた彼の上半身が頭にこびりついて、
自分の下半身へと血がめぐって来る。

(だ、ダメだ……)

すると、風呂から彼が戻ってきた。

「ふ〜、気持ちよかった〜」
(……っ!?)

見ると彼はバスタオル一枚、腰に巻いただけだった。
妄想でしかなかった彼の美味しそうな体が嫌でも視界に飛び込んでくる。

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定食屋のイケメン店員8.
 OB WEB  - 13/1/24(木) 3:23 -
彼はクローゼットから新しい下着を取りだすとそのままタオルの下から履き、
上はラフなTシャツ、下はバスケ部がはいてるようなハーフパンツを履いた。
まさに爽やかスポーツマンらしい姿だ。

「け、慶一君、バスケ部だったんだっけ?」

高鳴る鼓動を隠そうと平然を装って聞く。

「はい!これも高校の時のです!」

言いながらテーブルを囲んで座り、手際よく酒を並べる。
乾杯!と言いながら缶ビールをぶつけ、またもや勢いよく飲み始めた。

「全然、強いじゃん」
「いや、飲まないとなんか、間が持たない気がして」

ハニカミながら言う彼に、ちょっとしたイタズラ心がわいてくる。
何があっても、冗談でした!で済ませそうな空気に、
酔ったふりをしていつもなら絶対しないような行動に出てみた。

「慶一君って、彼女いないんだっけ?」

そう言いながら、彼のほうへと少し距離をつめる。

「はい、なかなか良い出会いがなくて」

「理想が高いんじゃない?
 顔も良くて性格も良いのに。身体つきも男らしいし……」

柔らかい手つきで、腕の辺りを触る。
程よく太く固く、締まっている。

「い、いや〜。やっぱ最近は、面白くないと駄目みたいなんですよね!」

ちょっと焦っている。
でも、いやがっている素振りはない。

「へぇ、俺は面白いと思うけどな」
「え?そ、そうっすか…」

彼は照れたように笑う。

「俺のほうこそ面白みはないし、ぶよぶよだし。
 ほら、二の腕とかこんなんだよ」

笑いながら差し出すと、彼は何気なく触ってきた。

「はは、柔らかくて、なんか気持ちいいっすね」
「やば、くすぐったいよ。俺、敏感なんだ」

と言って身をよじってみせる。

「マジッすか。どれどれ!」

調子に乗った彼はまるで小学生のような無邪気な感じで迫って、
身体をくすぐってきた。

「あっ、やめっ、駄目だって!エッチだなーもう!
 あはは!く、くすぐったい!」

軽く抵抗して言いながらベッドのほうへと逃げるように移動した。
彼も追いかけるようにして移動してくる。

「どうせこんな風に女子とエロいことしてんだろ!
 あー、やだやだ!」

と冷たく言うと、

「そんな!したことないですよ!
 俺、まだ、ですから……」

と、しゅんとへこんでしまった。
予想外の返事に自分は慌てて、

「うそ!?ご、ごめん、で、でもそんな気にすることないと思うけど!」

すると、彼が身を乗り出して自分の横に位置取り、

「き、キスってどんな感じでするんですか?」

と、いきなり真顔で聞いてきた。

「は!?いや、まぁ、普通に。
 ってか、俺もそんなしたことないし……」
「あ、あの、してみて良いですか!」

目をそらす自分にグイグイと迫ってくる。

「は!?いや、俺男だし!」
「分かってます!でも俺、下手くそだって思われたくないし……。
 ほら、いざというときの練習に!」
「い、いや、別に減るもんじゃないから、俺はいいけど、
 初めてが俺なんかでいいの…?」
「はい!それは関係ないです!」

正直なんか、それはそれで複雑だけど……。

「わ、分かった。ど、どうぞ」

と言って、テーブルにあった缶ビールを一口飲む。
彼もつられるようにして飲むと、向き直ってこっちを見ながら、

「い、いただきます!」

なんだそれ!という突っ込む間もなく、
彼の整った顔が近づいてくる。

「んっ……」

温かい唇の感触。
少し離れて、反射的に閉じていた目を開けると、
こっちを真剣な顔で見つめている。

「ど、どうすか……?」
「い、いや、フレンチすぎるような……?」

ドキドキしながら言うと彼はまた口付けてきた。
さっきよりも強く、しかも舌を入れてきた。

(うわ、や、ヤバい……)

自分もそれに応える。

チュッ、チュク、チュッ。
「はっ、んんっ!」
(やば、気持ちいいっ)
「ビール味だ」

彼はニヤりと言って、また口づけてくる。
初めてといってたわりに、なんか慣れてるような。

クチュ、クチュ、チュッ。
ぬるりとした彼の舌が、自分の口の中を侵してくる。
頭がボーッとしてきた。

「はっ、…っ。んっ!?」

突然、身体が電気が流れるように痺れる感覚が走った。
彼が胸をまさぐってきたのだ。

「だ、ダメだって。んッ!」

「すみません、でも気持ち良くて止まんないっす!
 気持ちよくないっすかコレッ……」

言いながら、乳首を摘まんでくる。

「うっ、ばっ、気持ちいいけどっ!」

焦る気持ちに、えーい!もう知らん!とばかりに、
彼を押し倒してシャツを捲った。
彼は突然のことに、え?え?と戸惑っているのが表情から伝わってきた。
俺はニヤリと笑った。

「もっと気持ち良いこと、教えてあげる」

あらわになる、程よく鍛えられた上半身。
厚い胸板から割れた腹筋を手で撫でるようにして触って、乳首に口付けた。

「――っ!」

彼の綺麗な身体がびくりと跳ねる。
構わずペロペロと舌先で突起を刺激する。

「あ、あー、ヤバいっす、それ、ぅ…っ」

見れば腕で顔を隠しているが明らかによがっているのが分かった。

ペロペロと舐めながら、時折チュッと音を立てるように吸ってやると、
そのたびに身体がビクッと反応する。

「気持ちいい……?」

はむはむと刺激しながら聞くと、

「は、はい、めっちゃヤバいっす……」

掠れた声で言う。
交互に舐めながら股関に手を伸ばすと、
ギンギンに硬くなった彼のモノがあった。

「あぁ、や、そこは駄目ですっ」

なんて今更だ。
言葉を無視して、やんわりと擦ってやる。

「っ…。はっ…うぅっ……」

彼は口をギュッとくいしばってこらえてるが、
時折漏れる喘ぎ声が自分を興奮させた。
流れるままに脱ぎかかったシャツを脱がせ、自分もパンツ一枚になる。

「こうするともっと気持ちいいから……」

と言って、彼に多い被さるようにして身体と身体を重ねあわせた。
彼の引き締まった身体に、自分の身体を密着させ上下に擦りあわせる。
温かい感触が身体中を駆け巡るように快感として押し寄せ、
乳首同士が当たるとお互いが喘ぎ声を漏らした。
意識して股間も押し付けてやる。

「う、うっ、はっ!や、ヤバ、っ!」

彼は恥ずかしいのか、両腕で顔を隠している。
あらわになっている脇に顔を近づけてペロペロと舐めてやる。
少ししょっぱいけど、運動しているから変な匂いはせず、
むしろ凄く興奮するなんとも形容しがたい香りだ。

「美味しい」

そのまま、また胸元あたりから二の腕、
脇の下をくちゅくちゅと音を立てて舐める。
身をよじってよがる彼の姿がエロすぎる。
腕をすっと外して肌を擦り寄せながらキスをすると、
彼は抵抗せず、むしろ積極的に絡ませてきた。

「んっ、んっ、は……っ!」

チュッ、くちゅくちゅ。
彼はギュッと自分の背中に両腕を回して抱き寄せてきた
と思うと、身体をぐるっと倒して上下を入れ替えられた。

そのまま、彼はハーフパンツを下着ごと脱ぐと、
ぶるんと音を立てるかのようにして、大きくなった彼のモノが露わになった。

ごくり、と思わず喉が鳴る。
そのまま自分のパンツにも手を掛け脱がしてくると、
彼は彼のモノをこすり付けてきた。

硬くてそれでいて柔らかくて、
どちらのものかはわからないヌルヌルとした感触に、
身体中がビクビクッと跳ねる。

「うっ、気持ちよすぎっ……」
「俺も、っす。もう、や、ヤバいですっ」

言いながら、上下に擦り合わせるのを止めない。
今まで遠巻きにしか見られなかったあの彼の身体が、
自分に密着してるかと思うと一気に興奮した。

「あ、はっ、しゅ、しゅんさん、俺もうっ……」
「あっ、んっ、もうイキタイ、んっ!」

とお互いが言い合うと、さらに勢いを増して擦り付け、
激しく口付けしながら、

「好きです……っ、しゅん、さん!」

至近距離でイケメンのとんでもなくエロイ顔。
言われたその言葉に、自分は勢いよく果ててしまった。
同時に彼も、自身の大きなモノをビクンッと痙攣させながら果て、
果てながらなお擦り付け、その快感の余韻にお互いが酔いしれていた。

……。

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定食屋のイケメン店員9.
 OB WEB  - 13/1/24(木) 3:42 -
翌朝、目が覚めると自分の隣で彼も寝ていた。

(……やっぱり、カッコイイな)

はじめてみたときからずっと思っていたこと。
改めて間近で見てもやっぱり、カッコイイ。
そう思いながらも、後悔の念が押し寄せてくる。
目覚めたら、たぶんもう、会うことはないだろう。
経験上、今までがそうだったから。
自然と涙が出てきた。嬉しいような、悲しいような。

「……春、さん?」

一人で感傷に浸ってると、彼は寝ぼけた感じで声をかけてきた。

「泣いてる……?」
「い、いや、これは」

すると、がばっと起き上がって、

「ご、ごめんなさい!俺、あんなことして、傷つけて!」

勢いよく深々と頭をさげて謝ってきた。
自分は何事かと呆然とその姿を眺めていると、
彼は泣きだしそうな顔で

「気持ち、抑えられなくって……。
 キスくらいならいいかなって、でも、気持ちよくて……」
「え、あ、あぁ。いや、別に嫌で泣いてたわけじゃないから!
 むしろ、こっちこそ、調子に乗ってしまって」

申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

「いや!」

がしっと両腕を捕まれ、抱き寄せられる。

「……めっちゃ、気持ちよかったです」

なんだか、調子が狂う。

「あの、もし良かったら、俺と、付き合ってくれませんか……。
 ってか、責任取らせてください!」

そういって、また見つめてきた。
真剣で、かっこよくて、どこか馬鹿らしくて。

「……考えさせて、頂きます」

ぷっ、と笑いを堪えながらそういって布団にもぐると、
彼はエー!と言いながら、じゃれついてくる。

「こら、やめろ!へんたいっ!」
「春さんだって!」

こうして、自分と平田君は付き合うこととなりました。
もちろんこの先、穏やかなことばかりではないけれど、
それでも、なんとなく、腐ることなく頑張れば、
こんなこともあるのかなぁと、ぼんやりと考えてしまいます。

おしまい。


――。

とりあえずこの話はこれで終わりにします。
途中嬉しいコメントたくさん頂き、ありがとうございました!

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Re(1):定食屋のイケメン店員9.
 裕二  - 13/1/24(木) 4:02 -
素敵な恋物語に胸がキュンと
なりました。是非、進展ありましたら
書いてくださいね、いいね恋するって。
お幸せに!!

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Re(1):定食屋のイケメン店員9.
 ゆう  - 13/1/24(木) 23:33 -
へえ〜良い話しですね!!
てかうらやましいです。何か続きあったらかいてくれたらうれしいです。

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Re(1):定食屋のイケメン店員9.
 ヒロ  - 13/1/25(金) 0:49 -
良い話でした。なんか・・・抜けました(笑)

春さん・・・
慶一くんはノンケだったんですか?
ひょっとして最初から春さんを誘うつもりだった?

よければまたの機会にその辺をからめて
書いてくださいな。待ってます!

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Re(1):定食屋のイケメン店員9.
 コウ  - 13/1/25(金) 9:43 -
凄く良い話ですね[超嬉しい:f9cf]
これからも平田くんと
うまくいくと良いですね!

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定食屋のイケメン店員.後書
 OB WEB  - 13/1/25(金) 16:42 -
暖かいコメントを頂き、はじめて書いてみただけに大変嬉しく感じております。

自分の経験や考えを元に、どちらかと言えば創作に近い内容となってしまいました。
好き好きがあるかと思いますが、また何か新たに、
コメントにあったことや冬のイベントに起こったことを中心にまとめられたらと思います。
どうも、ありがとうございました!

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純愛でエッチで…
 お菊  - 13/2/7(木) 0:55 -
純愛っていいよねー

彼が染まっていく姿とか聞きたいなー

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