まだ初心者だった頃のことを書きます。
俺はデビューが遅くて当時すでに27位だった。
2丁目どころかゲイバーにも行ったことなかった。
ある時、掲示板でまぁまぁ近い地元の21の子と知り合った。その子もゲイバー未経験だったので、お互いの最寄りの電車が接続する街の地元のゲイバーに行くことになった。
駅で待ち合わせた。その子はわかりやすくすると顔や髪型は伊野尾慧君みたいな感じで痩せてて、プロフは168*50*21と言っていた。ので、で、慧君。 ちなみに俺は175*65*27で、ノンスタイル井上に似てるとか。
会ってから軽く居酒屋で食事をとってから勇気を出して初ゲイバーのドアを開けた。その日は早い時間だったが、若いのもおじさんもけっこういてにぎやかだった。しかし、混んでいてゲイバーのマスターも店子君も常連客相手で精一杯って感じで、初めての二人はほぼ蚊帳の外状態。少ししたら、慧君が、「もう出よう」と言うので、会計を済ませて出た。俺も雰囲気に耐えられないものがあってちょうど出たいと思っていた。
しかし、地方ではすでに電車が終わっていて、慧君の方面は帰れず。俺の方はかろうじて電車があったので、とりあえず俺の部屋に行くことにした。
途中のコンビニで軽く酒とつまみを買って部屋に着いて飲み直した。
俺は慧君がすごいタイプだったが、慧君は俺のこといけて無いらしく、友達はいいけどエッチは絶対あり得ないと言われていた(泣)。なので、仲良くしたかったから、今日は部屋に連れて来たものの手は出さないと決めていた。
いよいよ、寝るかってなり、お互い交代でシャワーを浴びたりした。部屋はワンルームだが、布団は来客用に二組あったので、離して敷いた。灯りを消してしばらくすると、慧君の方から俺の布団にすり寄って来た。
俺は「ん?どした?」と聞くと、
慧君が、「なんかね、なんかモヤモヤして」
と言って俺の布団に入って来た。
わかる。実は俺もなんかフラストレーションがある状態だった。初ゲイバー塩対応に対して。俺もモヤモヤだった。
慧君はまた、「エッチはあり得ないよ。恋愛対象じゃないよ。けど、なんか、寒いし、人肌恋しいと言うか、好きじゃないけど…。」
と言って抱きついて来た。
慧君が、俺の股間を触る。すでに俺のは大きくなっていた。
慧君は「バカ、勘違いするなよ」
と言ってもう一度触って来た。そしてまた、抱きついて来た。
慧君のサラサラの髪からはシャンプーの甘い香り。我慢出来ない。超タイプの子が同じ布団の中にいる。でも、今日は手を出さないと決めていた。
葛藤。誘惑。我慢できない。
俺は慧君を抱き返し抱きしめ、上になった。
慧君は抵抗しない。
俺は「キスしていい?」
と聞くと、無言で目を閉じた。キスをした。初めはちょっと軽く。抵抗しないから激しく唇をむさぼった。慧君も応えてくれた。舌を絡めた。上に乗って股間を擦りつける。慧君のも硬くなっていた。服を脱がし、俺も脱いで裸になった。
俺は再び慧君の上に覆い被さり、キスから首筋を攻め、慧君の乳首を舐めたりして、チンコを咥えた。しばらくフェラしたら慧君が俺の口の中で逝った。俺は飲み干した。
もう、ここまで来てしまったら、慧君と繋がりたい。俺はローションを持ち出し、慧君に入れたいと言うと、ちょっと間があったが、頷いて、
「ごめんなさい、顔は見ないようにする」慧君はそう言うと、うつ伏せになった。ちょっと萎えたが。俺は慧君のアナルをほぐし始めた。
慧君が「もう大丈夫だと思うよ」と言うのでうつ伏せの慧君の背中から覆い被さるように上から乗って挿入した。いわゆる寝バックでついた。重なり慧君に体重も預けた。慧君のサラサラの髪からはシャンプーの香りにも刺激された。慧君を下からこちらを向けさせてキスもした。意外と慧君も感じてくれてるのか喘いでる。俺も興奮して激しくつく。床がミシミシ軋む。いよいよ逝きそうになった時、俺はゴムをしていなかったことに気がついた。慧君はわかってるかな?もしかしたら慧君とはこれが最後かもしれない。最初で最後のエッチかもしれない。このまま逝っちゃえと決めた。俺はさらに体重をかけて激しくついた。慧君も感じてくれてるのか喘ぎ声も大きくなる。
逝きそうになり、俺が
「慧君逝きそう」
と言うと、慧君が
「中には出さ…」と、言ったところで出てしまった。ドクンドクンと、脈を打ち今までこんなに出たかと思う位大量の精液を慧君の中に注ぎ込んだ。
しばらく力が抜けて放心状態のままで慧君の背中の上に重なっていた。
慧君から重いからどいてと言われて背中から降りた。慧君から思い切りはたかれた。
「今まで彼氏にも中だしされたこと無いのに」そう言われた。
でも、慧君も自分から誘ったから悪いのは自分だと言った。
結局、この日は始発が動くまで部屋で過ごして駅まで送り別れた。
その後も何度か連絡は取り合ったもののリアル実行までには至らず、お互い彼氏が出来て会うこともなくなった。
初ゲイバーはとても厳しい対応だったが、俺にとっては良い経験と思い出となりました。