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また思い出してる
君の体温
君の笑顔
君との時間…。
まだ僕の季節は変わらずにいた
あれは僕が二十歳の頃。
本業だけでは生活出来なかった為、夜は居酒屋で働いていた。
二年位経った頃、君(Kくん)は現れた。
背が高くて、かっこよくて…。
けど、僕にはその頃付き合ってた彼氏が居たから、正直出会った頃のことはあんま覚えてないんだよね(笑)。
人懐っこい君は、僕ともよく絡んでくれた。
と、言うより、僕にやたらと絡んでたってのが正しいかな〜。
そんな絡みが心地よくなってきちゃって…。
どんどん君に惚れていってしまったんだ。
なのに、こんなにすぐに君ともう会えなくなるだなんて…。
なかなか信じられずに、毎日毎日君のことばかり考える日が続いてたんだ。
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思っていたより幸せって
案外近くにあるものみたい
ある秋に入りかかった金曜日の夜。
その日は突然訪れた。
僕「おはよ〜。」
K「おはよっす、Hさん!」
僕「ってか、なんでいきなりバグな訳!?」
K「Hさん、昨日の○○見ました?めっちゃ面白かったですよね?」
僕「…。」
Kくんは僕の1つ下で大学生だった。
そして、いつもバグやらくすぐりやらと暇があればちょっかいを出してきて、僕の反応を楽しんでいたようだ。
しかし、なんでちょっかい出してくるのか聞いても必ず話題を反らす。
可愛い彼女がいるって言ってたし、仲良い人の話だと、滅茶苦茶お似合いで結婚するんじゃんみたいな話だったから、期待しないようにはしてたけど…。
K「Hさん、今日の仕事あと暇すか?」
僕「まぁ、明日は休みだから暇っちゃ暇だけど…。」
K「今夜仕事上がりにみんなでドライブ行く予定なんで一緒に行きません?」
僕「いきなりだなぁ。(彼氏に怒られるだろうけど、終電逃して飲んで帰るとでも言っとけばいっか)まぁ、いいよ。」
K「ホントっすか?仕事上がったら裏のコンビニで待っててくださいね!」
こうしてドライブに行くことに…。
しかし、待っていると来た車にいるのはKくん一人。
僕「??」
K「なんかみんな今日来れなくなっちゃったみたいです。」
僕「えっ?(これってもしかしてよくあるパターン?)」
K「二人でも行きます?」
僕「しょうがないかぁ。いこっか?もう帰れないし。」
K「よっしゃ!乗って下さい!」
こうして、ちょっぴり期待もしつつ、ドライブに出発!
車の中でバイトの愚痴やら大学の話、お互いの家族の話などたわいもない話をしていると、人気のない海に到着した。
そうそう、Kくんって、行動力あって、人の好きなものとかちゃんと覚えててくれちゃうしっかり者なんだよね(笑)。
僕「おぉ〜!海じゃん!」
K「Hさん、海好きって言ってたから〜。」
僕「ありがと〜!夜の海って怖いけど、神秘的だよねぇ〜。」
K「ですねぇ〜。」
…沈黙。
暫くぼーっと海を眺めて座っていた。
波の音って聴いてるだけで落ち着くなぁ…。
K「あのさ…。」
僕「ん?(なんでいきなりタメ語?)」
K「寒くないっすか?」
僕「だっ、だね(笑)。(なぁ〜んだ。期待しすぎかぁ)」
ってことで車に戻り、走り出すと眠くなってしまった僕はウトウト…。
K「Hさん、Hさん!」
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K「起きて下さいよ!」
どうやら違う浜辺に着いたらしい。
僕「…?あっ、ゴメン、寝ちゃってた」
K「寝顔見ちゃった(笑)。」
そう言われた僕はいつもからかわれた時にするお決まりのビンタを…。
パシッ!
K「痛いですよ…。マジ痛いんすから。」
僕「ゴメンゴメン。けどさぁ、なんでいつもからかうの?」
K「あっ、空明るくなってきた!ここ、日の出が綺麗に見えるんですよ!」
そう言ってKくんは車を降りた。
僕「(またか…。)」
僕もKくんに続いて降り、浜辺へ…。
暫くまた無言で海を眺めていた。
K「なぁ…。」
僕「(またタメ語だ…。)」
K「あのさ…。めちゃ綺麗だな、海…。」
僕「う、うん。」
K「俺、彼女と別れちった。」
僕「?!」
K「本当に好きな奴、できたっぽい。」
僕「…。」
K「俺…。…あっ、陽が出てきた。」
僕「…。」
K「俺、Hのこと、好き。…ずっとずっと大切にしていきたい。」
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タカシ
- 07/12/21(金) 21:32 -
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続きお願いします!
自分も海好きなんで‥‥
気になります!!
<DoCoMo/2.0 SH904i(c100;TB;W24H16;ser353681012026605;icc8981100020591644711f)@proxy1146.docomo.ne.jp>
タカシさんありがとうございます。
海、今でもずっと大好きですっ!
僕「…。」
僕は涙が出た。
涙が止まらなくて言葉が出て来なかった…。
K「傷付いた?…。傷付きましたよね。俺、バイトも辞めます。こんなこといきなり言ってすみませんでした。」
僕「…。」
余計に涙が止まらなくなって、でも何か言いたくてけど言葉が出てこなくてKくんの胸に顔をうずめた。
K「H…。」
僕「好き…。」
やっと言葉が出た。
それ以上の言葉もなく、Kくんの後を泣きながら車に戻った。
ちょっぴり期待はしてたものの、まさかこんなことになるとも思っていなかったし、今の彼氏とのこともどうすれば良いのか分からない。そんな気持ちのまま、その時の彼氏がいる家に帰った。
彼「心配したぞ。メールくれたっきり何もないし。何かあったのか?」
僕「なんでもない。」
彼「その目…。」
泣いて腫れ上がった目に気付いたっぽかったけど、そのまま布団に倒れて眠ってしまったので彼が何を言っていたか覚えてない。
ちょうどその頃、彼とも喧嘩ばかりで終わりが近いと彼も考えてたのかもしれない。いつもならしつこい位にゆすって起こしてくるはずなのにそれもなく、僕は眠りについた。
<KDDI-SA3A UP.Browser/6.2.0.13.1.4 (GUI) MMP/2.0@05001013994252_md.ezweb.ne.jp>
人の心は変わりやすいもの
日々変化し続けていく
また今日もどこかで出会い
どこかで別れが生まれる
次の日、僕が起きると彼は居なかった。
僕「仕事だっけか…。」
彼が仕事に出ている間に気持ちの整理をすることにした。
けど、一日じゃどうすることもできなく、彼も何も僕の気持ちには触れず、普通に仕事をしながら何日か過ぎた。
そういえばKくんの連絡先も知らないし、会って話すしかない。しかもバイト先で。そんな状況だったけど、彼とのこともきちんと終わってないのに、Kくんに会うことができなくって、体調不良を理由に一週間バイトは休んだ。
彼と僕の一緒の休みの日。家を出る決心が付き、彼ともきちんと話をした。
(ちなみに話の内容はあやふやです)
僕「あのね。」
彼「分かってる。別れたいんだろ?」
僕「うん…。」
彼「荷物もこそこそ整理してたみたいだし、この間のこともあったし、いくらバカな俺でも分かるよ。じゃ、今日はさよならパーティーだな。出かけるぞ。」
僕「えっ?」
彼が向かった先は不動産屋。僕が引っ越す先を一緒に探してくれたんだ。いつもはおもいやりのかけらもなく、しつこく自分の気持ちを押し付けてくる、勝手な奴だったけど、最後はとっても良い奴だった。彼は精一杯喜ぶであろうことをしてくれてた。
こんな良いとこあったんだ…。
約2年一緒に住んでて初めて知った。
なんでKくんを選んじゃったのかな…。ずっと彼といたら、今頃はどんな生活をしてただろう。一瞬、そんなことを考えてしまったこともあった。
<KDDI-SA3A UP.Browser/6.2.0.13.1.4 (GUI) MMP/2.0@05001013994252_md.ezweb.ne.jp>
運命を君は信じてる?
僕はずっと信じるよ
こんな日が続くと思ってた
ずっと君の隣にいられると思ってた
彼とも別れ、新しい生活をスタートさせた。
もう季節はあっと言う間に冬に向かっていた。
Kくんとは毎日のように会える訳じゃなかったけど、会えない時も次会えるのが楽しみで楽しく過ごしていた。
会う日はドライブに連れてってもらうことが多く、海によく行った。
K「夏になったらさぁ、水着買って、ここ泳ぎに行こうな!」
そんなことも言ってくれちゃったりなんかしてKくんと過ごす夏も楽しみになった。
そして迎えた12月24日、悲劇は起きた。
<KDDI-SA3A UP.Browser/6.2.0.13.1.4 (GUI) MMP/2.0@05001013994252_md.ezweb.ne.jp>
君が笑ってくれたから
ここにいてくれたから
僕は笑っていたんだよ
ここにいられたんだよ
その日は金曜日だったため、2人ともバイトで、そのあとデートの予定だった。
けど、何時になってもKくんがバイトに来ない。
滅多に遅刻しないし、万が一遅刻するなら必ず連絡くれるのに。
嫌な予感がした。
5分休憩をもらって、携帯を見ると、知らない番号から何度も電話が…。
恐る恐るかけてみると、出たのはKくんの母親だった。
K母「もしもし。Hくんですか?」
僕「はい。あの、Kくん、何かあったんですか?」
K母「さっき、バイトに向かう途中、車に跳ねられて…。…今、手術中なんです。あなたのことは、よくKから聞いていました。なので電話を…。」
僕「え…。嘘…ですよね?」
K母「いいえ。」
僕「病院、どこですか?」
…僕は病院を聞いて、バイトを抜け出してしまった。
いけないことだと分かっていたけど、体は止まらなかった。
Kくんは、僕へのクリスマスプレゼントを買って、バイトに来る途中に事故にあったらしい。
原因は、わき見運転とスピード違反。
病院に着いた。
時間は夜の10時を過ぎていた頃だったと思う。
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手術室から出てきたKくんは変わり果てた姿だった。
体は傷だらけで、息をしてなくほんのり温かい。
何故だか僕は冷静だった。
というより、泣けなかったのかもしれない。
僕「はい、クリスマスプレゼント。メリークリスマス。」
そう言って、ブレスレットをはめた。
僕「遅いよ。遅刻するならちゃんと連絡しなさい。」
そんなことを言って、ほっぺたをつねった。
その途端、涙が…。
「いってぇー!」
って言ってくれない…。
このやりとりが一番好きだったのに…。
そしてふて腐れた僕を優しく抱き締めてくれる。…はずなのに、抱き締めてくれない。
まだ一緒にしたかったことも、行きたかった場所も、過ごしたい季節もたくさん残ってるのに…。
ひたすら泣いて、家に帰ってからもひたすら泣いていた…。
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君は一体どこにいるの?
僕を一人にしてどこへ行ったの?
君がいない世界はいらない
通夜、葬式もあっと言う間に終わり、何もなかったかのように日々が過ぎそうだった。
Kくんがいなくなった日々は本当に無気力で、バイトも辞めて、昼間の仕事も力が入らず過ごしてた。
なんでだろう。
どうしてだろう。
一緒に来た海に来ては泣いて、ひたすらKくんと過ごした短い日々を思い返して…。
うちらは、大好きだって、愛してるって思い合っていたことは事実かもしれないけど、体の関係もなければ、一緒に過ごしてた時間もかなり短い。
こんな二人だったから、僕を愛してくれてたなんて夢だったのかな。とも思っていた。
だけど、Kくんのお母さんは、Kくんが亡くなってからも僕に優しくしてくれた。
毎日のように連絡をくれたり、家に遊びにおいでって言ってくれたり…。
それで夢ではなかったことを実感したりはするものの、辛かった…。
そして訪れた49日…。
僕はあることを決意した。
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いつか描いた夢が叶うまで
僕は諦めないよ
君がくれた愛に応えるまで
走り続けるさ
49日の日、僕はもう、Kくんのことで泣くのはやめよう、Kくんの家族と関わるのもやめると伝えようと思い、向かった。
一通り終わって、Kくんの両親、お兄さんと話をする場をもうけてもらったので、伝えることにした。
僕「毎日のように心配して下さってありがとうございます。しかし…。」
K母「その続きの言葉はこれを見てからにして下さい。」
僕「これは…。」
K母「毎日あなたの姿を見ていてずっと渡そうか迷っていたんですけど。私が持っていてもどうしようもないものですし、あなたのためにあの子が買ったものですし…。」
そう、Kくんのお母さんがくれたのは、Kくんが買っていた僕へのクリスマスプレゼントだった。
恐る恐る開けると、中からリングと1通の手紙が…。
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待ちきれず、その場で手紙を開いた。
「大好きなHへ。
口で伝えるとうまく言えなくなりそうだったから手紙を書いたよ。
まず、こんな俺を好きになってくれてありがとう。
いつもあんまデートとか連れてってあげれなくてごめんな。
俺、本当にお前のことが大好きだ。
一生そばにいてくれ。
これはプロポーズに近いけど、違うぞ?
本当のプロポーズは口で伝えるからそれまで待ってろ。
お前、いつか話してくれた夢、あっただろ?
その夢、叶うまでぜってぇ諦めんなよ?
俺が許さないから。
そうやって、夢に向かってる姿も、お前の笑顔も泣き顔も、全部大好きだ。
これからも二人で人生しっかり歩んでいこうぜ!
メリークリスマス
愛してるぞ、H
Kより」
なんだこれ…。
“夢”
すっかり忘れてた…。
そう言えばお互いの夢、語り合ったことあったんだ…。
諦めたら、許さない。かぁ…。
バカ…。
思い出したよ。
諦めないよ。
Kくんの為にも、自分の為にも。
K母「どう?なんて書いてあった?」
僕「夢を諦めるなって。大好きだって。」
K母「ふふふ。あの子らしいわね。で、さっきの言葉の続きは?」僕「(KくんのSっぷりは母親譲りだ…)なんでもありません。」
K母「じゃ、これからもよろしくね!この日からまた、みんなそれぞれ前を向いて人生歩みましょ♪」
僕「はい!」
そして、この辛い時でも人に前向きな姿を見せるところもそっくりだ…。
K兄「それから。俺にもこんな手紙を書いてたんだ。」
お兄さんが見せてくれた手紙には…。
「兄貴へ
もし、俺に何かあったときはHの事をよろしく頼む。
K」
K兄「まるで自分が死ぬの分かってたみたいだよな?しかも、よろしく頼むって、俺の人生全く考えてねぇし。」
僕「で、ですね(笑)」
そんなこんなで、Kくんが亡くなってから今年で3年…。
あれから僕は、Kくんの家族とも仲良くなり、Kくんの家族と僕の家族も仲良くなり、今僕はKくんのお兄さんと仲良くお付き合いさせてもらってます。
Kくんにそっくりでしっかりした優しいお兄さんです。
こんな姿をKくんが見たら、きっと喜んでくれるはず。
Kくんの思いを受け僕を愛してくれたKくんのお兄さん。
Kくんの思いを胸に夢に向かう僕。
Kくんは僕を夢に向かわせてくれる為、Kくんが尊敬していたお兄さんに出会わせる為に現れたのかもしれません。
僕は運命を信じます。
End
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すごい良かったです。
オレはまだ19で、今まで身近な人が亡くなったこともないし、心の底から誰かを愛したことはありません。
ただ、K君の思いはすごくしみてきました。
K君の、夢を諦めるなって言葉。オレも前の彼氏に言われたな。。。
不安定で嘘つきで、どうしようもないやつだったけど、その言葉だけは、なぜか心に残ってる。
あいつの心からの言葉だったからなんだろうな。
今回、そのことに改めて気付きました。
Hさん、これからもずっと幸せでいてあげてください。
そして、ふとした時に、K君のこと、思い出してあげでください。
すごく良かったです。
ありがとう。。。
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