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これはノンケに恋をしてしまい、結局告白することは出来なかった俺が区切りをつけたいと思い書く話です。
俺と、恋の相手Oはこの三月に高校を卒業した。
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君と出会ったのはいつだったろうか。
高校に入学するとクラスの中は知らない人だらけであった。それは、俺の中学から来た人が一人しかいなかったからだ。俺は話すことが下手なのでクラスになじむにはかなりの時間がかかった。実際ほとんど話さなかった男子もいたほどだ。
そんな状況でいつの間にか俺にも友達が出来ていた。この中にはOもいた。
一年の頃はなにら変哲の無い仲の良い友達だった。家も遠く、部活も違い、更に俺は昼休みに昼錬をいつもしていたので長い時間話すことはできなかったが、友達だ。
友達という関係は二年になっても変わらなかった。俺とOは違うクラスになり、必然的に直接会って話すことは少なくなっていった。まあ、ひとたび会うと、お互いにテンションがあがってしまい話し込んでいたりした。だがやはり、俺がOに恋愛感情を抱くことは無かった。
そして、三年になり俺のOへの気持ちは友達とは違ったものに変わっていった。
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三年のクラスも俺はCクラ、OはEクラと違うクラスになった。
新たなクラスとなり、初めのころ俺はやはりクラスになじめずにいた。その後、体育祭があったおかげで、なぜか俺はエロキャラとして男子から扱われるようになったのだった(とはいっても俺が悪乗りをしたからなのだが)。そのおかげでクラスのみんなとはすごく仲良くなった。
そうなってくると、クラスも違ったOとはあまり話さなくなり、本当に一人の友人としか思っていなかった。しかし、ある日偶然Oと会うことになる。
学生が大好きなといっても受験生の俺は地獄の毎日だった夏休みが終わり、残暑が厳しい季節に移り変わる。
俺はいつもどおり駅から学校に歩いていると、突然誰かが肩をたたいてくる。しかし俺は面倒なので気づかない振りをする。こういうところは自分でもひねくれてた性格だと思う。するとその人は俺の前に勢いよく出てきた。
「こら、なにむししてるんだよ。」
むすっとして俺は答える。
「うるせぇ。なんだOか。」
そう、話しかけてきたのはOだった。
「なんだとはないだろ。まあ、一緒に行こうぜ。」
「あぁ。」
こうして、話が下手な俺と明るいOは久しぶりに会った。
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どうでもいい話をしながら俺たちは歩き、学校に登校した。そして学校についてもまだ、なんでもない話をしていた。
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン
HRの時間を知らせるチャイムが鳴り響く。自分の教室に急いで走っていくOを俺はそのまま眺めていた。
二、三日してまたOと会った。その日の朝は一段と暑く、俺は歩いているのがとてもだるく感じた。そのときまたも肩を叩く奴がいる。もちろん俺は気づかない振りをしている。そしてまたOは前に出てきた。
「よっ、おはよう。」
俺はこのとき本当にだるかった。
「おう、おはよ。」
そして、前のように学校へ行き、話をしていた。
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン!!
チャイムの音が俺とOの話し声の仲に割り込んでくる。またも走り去っていくOを俺は、すこし寂しく思いながら見送った。校舎の廊下はコンクリート作りな上に風が通るので涼しい。でも俺はその涼しさを感じなかった。
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その日の夜、俺はケータイを握っていた。画面にはO宛にこう書かれている。
「今チャリ通じゃなかったら、一緒に学校行かねーか?」
返信が来る間俺には不安という黒い影が覆っていた。
ブルルルルルルッ、ケータイ振動する。俺は目をつぶってケータイを開ける。
「ああ、いいぜ。10月までだけどな。」
俺は心が落ち着きメールを返す。
「じゃあ、俺が改札のところで待ってるから。」
「おう!!」
ケータイを閉じると、俺は何だか嬉しくなった。このとき自分の気持ちには気づいてたかもしれない。だが、俺は単に一人での登校がつまらなかったのかもしれない。
こうして、俺とOは一緒に学校に行くこととなった。だからといって何が変わるかというと、前と変わらずに何気ない話をしているだけだ。ただ、俺はこの時間がとても大切に思えてならなかった。Oのいろいろな面が見えてくる。ほんとに明るいところ、誰にでも気軽に話しているところ、おもしろい突っ込み、そしてネガティブ思考があるところ。こういった中で、俺はOの笑顔が一番好きだった。いつでも笑顔を絶やさない。やさしく微笑みかけてくる。まるで暖かい日差しのように。俺はこいつと一緒にいたいと思った。俺もこいつに何かしてやりたいと思った。この時になって、俺はOのことが好きだとわかったのだ。
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俺はOが好きだと自覚して悩んだ、Oは決してゲイではないことに。Oに好きな人がいるかと聞いたときに、「特別好きって人いないけど、やっぱかわいい子がいいな。」と言っていたし、俺に彼女疑惑が浮上したときにノリノリで首を突っ込んできた。こんなことからOがノンケであるとわかっていた。
9月の文化祭でOに一緒に回ろう、とを誘ったりして、俺はなるべくOと一緒にいようとしていた。しかしそんな気持ちとは裏腹に、季節は移り変わる。木々に色づいていた葉はすっかり落ち、肌寒い季節になっていた。
俺の心はどこか寂しい。11月になりOはチャリ通になり、一緒に学校に行くことができなくなったのだ。このときの俺は本当にテンションが常に低かった。それに加えて受験勉強のせいで運動不足でもあったから、そうとうまいっていた。だから、俺は軽い運動として登下校のときに降りる駅を一つ前にして、そこから走ることに決めた。
11月下旬、どんどん寒くなる時期に俺は走り始めた。しばらくして後ろからけたたましい自転車のベルの音がする。俺はいつものように知らない振りをしていた。すると、誰かが横で俺を呼ぶ。
「こら、無視すんな。」
俺は目を見張る。そこにはOがいた。
「なんでお前がここにいんだよ。」
「そりゃあ、ここ通る道だし。どうかしたか?」
俺は焦っていた、いや嬉しくて頭が回らなかった。
「っえっああそういえばそうだったな。」
「・・・変なやつだなぁー。」
Oは頭に疑問符を浮かべている。こうやり取りしながらも、また一緒に行けると思うと心が弾んだ。
その後の俺の頭の中では運動のため<Oと一緒にいくため、という図式が出来上がっていた。そして俺はOへの気持ちがより大きくなっていった。こいつと一緒にいたい・・・と。
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Oの事を以前にも増して好きになってしまった。恋に落ちるとその人の事が頭から離れないって本当だ。ひどいときは授業中でも考えてしまった。でも、どう頑張ってもこの気持ちは相手にはほとんど届かないのがノンケへの恋。実際俺もOにそれとなくスキンシップを図ったり、メールを特に用もないのに送ったりとしていたが、やはり友達の付き合いであって全くダメだった。
こんなダメダメな俺だから、またも時間は無常にも流れていくのだった。厳しい寒さが過ぎて梅が咲き始めた。もう明日は卒業式。
「お互い大学が違うから今日で会うのが最後になるかもしれない。今までOとい て、できればOと付き合いたかった。でもそれは叶わない。ならばせめて、俺 の恋心は卒業と共に置いていき、もっとあいつと心から通じ合える仲になりた い。相手のことを知るのはもちろん、自分のことも知ってもらいたい。」
こう思った。だから俺は自分がゲイである事を知ってもらおうと思った。こんな事は他の人から見れば告白するのに怯えている、ただの自己満足などと受け取られるかもしれない。でも俺はなぜだか分からないが俺はこうしなければならないと思っていた。そしてOにメールを送る。
俺「おっす。ちょっと話したいことがあるんだけど、卒業式の後に時間あるか?」
O「あるよ。」
俺「そうか。ならボクシング部の所は入って大丈夫か?」
(言っていなかったが、Oはボクシング部、ちなみに俺は弓道部。)
O「いいよ〜。」
俺「じゃあ、みんな終わったらそこに来てくれ。」
O「おう!」
そうして俺はとても落ち着きが無いながらも寝た。
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卒業式当日。
朝起きて学校に行く。俺は友達と談笑していて以外にも落ち着いていた。HRが始まる。そして卒業式。今までの高校生活が頭の中で蘇ってくる。部活、行事、友達、テスト結果。でも一番考えていたのはOの事だった。卒業式なのに一人だけそわそわして落ち着きが無かったように思えるほどだ。
卒業式が終わり、最後のHRが始まる。みんな晴れ晴れしていて、クラスの空気は気持ちよかった。先生は最後の最後で泣いて湿っぽくなってしまったが。俺も高校は楽しかったと心から思っている。友達とも最後の馬鹿騒ぎをして楽しんだ。そしてついに、Oに俺のことを話すときが来た。
昇降口で靴を履き替え、部室へと向かう。俺は今までにかつて無いほど緊張していた。中学のときに告ったときよりもだ(もちあいては男)。だがこの緊張の糸は間単に切れてしまう。
部室のドアを開けると、そこにはOと他の部員(俺の友達)がいたのだ。Oはこう言う。
「おっやっと来た。受験のストレス発散にサンドバック殴りたいんだろ。」
友達は納得している。
「あっそうか。好きにしていきなよ。」
俺はあっけにとられて言う。
「あっああ。まーそうだな。」
どうやら、場所と俺の状況が悪かったらしい。Oは勘違いしていた。
(ったくこんな状況でどうやってカミングアウトなんてすればいんだよ。Oは納 得してるし、本気で俺が気分転換に来たと思ってやがる。あーーーくそっ。も うわけわかんねぇええええーーー。)
こんな俺の心境だ。もはや俺はやけになり嘘が本当になってしまっている。
一時間が過ぎ、さすがに疲れた俺はもうどうでも良くなり、帰ることにした。必ず伝えると心に決めたのに、その心は無残にも砕けてしまった。
こうして俺は超超超ローテンションで帰っていく。だかしかし、これでは終わらないのだった。翌日の夜に俺はようやくついにカミングアウトできた。
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卒業式の翌日、夜になり俺はケータイを汗ばむ手で握る。
俺「なぁ、今電話していいか?」
心臓が早鐘を打ちながら俺は待つ。 5分後。
O「いいよ。」
俺は電話をかけようとするが、手が震えていてボタンを押そうにも押せない。しばらくしてなんとか電話をかける。
プップップップップ、トゥルルルル。電話が繋がろうとしている。
ドクッドクッドキドキドキドキ。鼓動の音がしっかり聞こえる。
O「もしもし。」
俺「っよう。」
俺の声は震えまくっている。
O「どうしたんだ?」
Oはいつもと変わらない。
俺「っいやっその〜。昨日は長い時間ありがとうというか、ごめんというか。」
とりあえず話そうと必死だ。
O「んーああーおう。」 (←あまり覚えていない。)
俺「えっとそれでだな。お前に話したいことがあるんだ。」
もう心臓が限界をむかえそうだ。
O「そっか、何?どうかしたか?」
俺「俺な、Oとは腹割って話したいというか、隠し事をしたくないんだ。」
O「おう。」
俺「人に言えないことがあって、聞いたら引くかもしれないってか引くと思う。」
O「うん。」
俺「でも、それでも俺はOにこの事を言いたいんだ。」
O「そうか。わかった。」
緊張が最高潮に達し、なかなか言葉が出で来ない俺。
俺「っと、その。」
O「ああ。」
俺「だから、な。俺・・・。」
O「うん。」
〜省略〜 ものすごく長かった気がする。
俺「よしっ!じゃあ言うからな。」
O「いいぜ。」
手が震えて音が聞こえそうだ。
俺「俺、俺な・・・ゲイなんだ。」
俺は少し放心状態だ。Oは優しい口調で言う。
O「そうか・・・そりゃあ人には言えないな。」
俺「ああ。っその、別にだからって重く受け止めないでくれ。」
俺は何がなんだか分からない。
O「重くって、あーうん。」
俺は安心感からか、体の震えは治まっていて普通に話せるようになった。Oはその後俺のことをいろいろ聞いてきた。いつごろからそうなのか。初恋はどうなのか。女子をかわいいと思うか。かっこいい人には目が行くのか。いろんな事を話した。Oは戸惑っていたが、俺を軽蔑するような口調ではなくてなるべく普通に今まで通り話してくれた。俺は嬉しかった。Oの言葉の一つ一つが身にしみる感じがする。俺も自然といつも通りになっていた。
本当にいつも通りくだらない話をずっとしていた。時刻はもう1時だというのに全然眠くならない。Oも同じようだ。
ップーップーップー。突然電話が切れた。Oのケータイの電池が切れたらしい。通話時間を見ると・・・118分。我ながら良く話したと思う。でも、楽しかった。いや何より嬉しかった。Oは俺と換わらずに接してくれた。それが嬉しかった。俺はOにメールを送った。
俺「電池気付けよ。」
O「いやあ切れちゃったなぁ。ていうか、もう1時やん!」
いつものように、お調子者なOだ。
俺「ああ、通話時間見たら118分だった 汗。
なんだかんだあったが、まあ、ありがとな。」
俺はこの時はとても素直になれた。
O「おやすみ〜な(-.-;)(顔文字これでいいよな、たぶん)」
気にすんな、という感じみたいだ。
俺「ああ、いいと思うぞ。んじゃな。たまにはメールとかよこせよ。」
O「お前も大学の結果メールしろですよん。」
やはりいつものOだ。
俺「それはわからんな。」
俺もいつものようにひねくれた返事をした。
こうして、俺の恋は相手に想いを伝えることなく終わる。でも俺は後悔などしていない。大切な友達とのつながりが強くなったように感じられた、これだけで俺には十分だ。これからもこのつながりを大切にしたい。
俺は布団の温もりをいつも以上に感じながら眠りにつく。
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こんな文章でも読んでくれる人がいたら、どうもありがとうございます。
告白できなかったけど、自分ではこの経験はとても良いものだと思っています。
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その勇気に乾杯ですっ
卒業おめでとうございますこれからも最高の絆を大切にしてくださいね☆
大学の方も、無事合格することを祈ってます
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心温まるよいお話でした
これからもお二人の友情が永久に続くことを願っています
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すごい頑張ったねぇ
勇気出してよかったじゃん☆よくやったね^^
<DoCoMo/2.0 P903iX(c100;TB;W24H12;ser359493000301600;icc8981100000643510185F)@proxy3108.docomo.ne.jp>