一年ぶりに会った健太は、ちょっとだけ大人になったように思えたよ。
最初は緊張した、まともに顔見れなかったし、話すもやっとだった……
もう会うことは無いと思ってたから。
健太が家来るって言った時、もちろん嬉しかった。
けど、ちょっと怖かった………
この一年、健太のこと忘れたことなんてなかった。けど、どんなに頑張っても健太には届かなかった……だから必死に忘れようとした。
傷は少しずつ癒えてはきたけど、他の誰かを好きになること出来なかった。
健太は「冷たくなったね」って言ったよね。
冷たくなんてしてないよ…どうしたら良かったの?あのままエッチすれば良かったのかな?
けど、そうすると、きっとまた一年前の繰り返しだよ……冷たくしたんじゃない…もうあんな思いしたくなかった、だから精一杯の我慢だった。
あの時、健太の気持ちはどうだったの?
なんで、あんなことしたのかわかんないよ…
連絡もないし…
教えてよ…
俺、諦めていいんだよね?健太と結ばれることはないんだよね?
もう、この俺の恋……終わりにしていいんだよね?