ゲイで純愛は無理なのだろうか
彼氏と別れた
永遠だって信じてた
でも疑わしい部分も多々あった
思い切って他人になりすまして掲示板に投稿してみた
彼氏の住んでる地区で、彼氏のタイプの人になりきって
しばらくすると何通かメールが来た
その中の一通。彼氏のアドレスだった
サブアドつかってなりすましたまま聞いてみた
「彼氏いるの?」
「いないよ☆」
パニックになった
じゃあ俺はなんなんだろう
気づいたときには電話かけてた
「俺らもう終わりなんかな」
「えっ?」
「メール見たよ」
「あっ....」
「まずお前を疑っちゃった。それはごめん。でも悪い予感的中しちゃったね。」
不思議と冷静でいられた
泣きながら謝る彼氏を慰め、諭すぐらいに
彼氏は言った。こんなひどいことしといてもう会えない。最低なことした。ごめんなさい。
泣きながら言ってた
本気で思ってるのかな
それとも別れるための口実だったのかな
電話を切ったとたんに襲ってくる不安と虚無感
体の一部がなくなったみたい
もうあいつがここへくることもなければ、あいつがベッドに横たわることもない。声を聞くことも、顔を見ることもないのかと思うと、悲しくて仕方ない。
テレビで流れてた失恋ソングが頭をよぎる。
つぶれてしまいそうだ