初めて会った日のこと、いまでも思い出せるよ。
最初は、そうだね、ちょっと…遊んでる人なのかな?って、思ったんだ。
お互いまだ10代で、君は僕の一個年下で。
だけど、君の笑顔や、時々見せる悲しい顔に、何だか、そう、心が動いて、高校を出てから、もう何もいらないって思ってた僕にとって、君は、太陽みたいだった。
君がいたから、途中で止めずにいられた。
だけど、止まる事はできなくて。
君はいつだってまっすぐだったね。
きっと辛い事もあったはずなのに、君はいつだってまっすぐに僕を見ていてくれた。僕は、あの時、大げさじゃなく、世界を敵に回しても君を好きでいようって、思ったんだ。
その気持ちに、ちゃんと答える事ができなかった自分が、何だか、情けないけど…一度だって思いをちゃんと伝えられたら、何か変わっていたのかなぁ。
今も心に残るのは、本当に些細なことばっかり。
もしかしたら、本当は、全部夢だったのかもしれないなぁ、って最近は思うよ。
僕は今も何も変わっていないよ。
でも、もう時間が経ちすぎたかもしれないね。
もうすぐ、本当にさよならが来るのかなぁ…